ひとりごと
2012年 5〜 8月

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<2012-8-30>
 ずいぶんと更新がストップしていました。
 ここ数週間、毎晩夜中まで仕事をしており、なかなかホームページの更新に気が回りませんでした。
 実は、2作目の著書を出版できることになりました。
 現在、原稿の最終チェックがほぼ終わったところです。これからいくつかの確認があり、その後、入稿になります。
 時間的にも気持ち的にも余裕ができそうなので、入稿が終わったら、ぼちぼち、2作目について、こちらで書いていこうと思います。

<2012-8-2>
 入社式で、新入社員に向かって社長が、「入社、おめでとうございます」と言うことがありますが、そんな光景を見るたびに、「これって、あってるの?」って思います。
 誰目線で言っているのかなぁって。
 入りたかった会社に入社できて、友達とか家族とかが、「おめでとう!」と言うのはわかるのです。
 ただ、その会社の社長が「おめでとう」というのは、告白してつきあうことになった恋人が、「私とつきあえてよかったね。おめでとう」と言っているような、そんな違和感を覚えるのです。

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<2012-7-28>
 歯医者に行くたびに、「もしかして、この人が GReeeeN ?」ってドキドキしているファンがいるのかもしれないと思うと、ちょっとだけ微笑ましいです。

<2012-7-27>
  今、まとまった原稿を書いているのですが、文章を長時間書いていると、日本語自体がゲシュタルト崩壊して、「果たしてこれで相手は理解できるのか?」に全然自信が持てなくなります。
 日本語の規則がすごく気になって、内容よりも、文章として破綻していないかどうか、そんなことばかり考えています。
 「が」を使うべきか、「を」を使うべきかで悩み、「お話しました」なのか、「お話ししました」なのかで悩みます。
 それは名詞として扱うのか、動詞の連用形として扱うのか、他の言葉に言い換えて、ようやく「これでいいのかな」と思います。
 私は理系出身ですので、国語は専門ではないという意識があるし、反対に文系というのは、規則よりもフィーリングみたいなイメージが強かったのですが(文系の皆様、完全な偏見です。ごめんなさい)、こうやって日本語に悩んでいると、文法というのは、自然法則とまではいかないまでも、かなり理系なのではないかと思うのです。
 法則性を瞬時に応用できる理系的な頭がないと、正しい日本語なんて話せないのではないかと思う。いや、そうじゃないかな。文系というのは、とても理系的な学問なのかもしれません。いやいや、そうでもないな、うーんと、理系も文系もなくて、学問というのは、すべて法則性や普遍性を追求するものなのだと思いました。あれ、当たり前か……。
 上手く言えないのですが、日本語を上手く操るためには、数学的思考が不可欠なのではないかということです。
 さらに、最近のワードは、文章を勝手にチェックしてくれて、「○○の方が効率がいい」という文章を書くと、「が」のところに印がついて、「助詞の連続」と怒られます。
 「違和感を感じます」などと書くと、「重ね言葉」と怒られます。
 なおさなくても相手も理解してくれるだろうし、もしかしたら文法的に問題があることに気づかない人の方が多いかもしれませんが、色つきで指摘されると、「まぁいいや」とはいかず、なおしたくなります。
 「友達のノートパソコンの画面の隅のアイコンの色が」などという文章を書くと、「の」の連続でおかしいのですが、いざ、なおすとなると、結構悩みます。「の」の使用を最低限にして書き換えるとすると、どうすればいいのだろう?
(うう、変な例文書いちゃった。どうすればいいのかな。悩む時間がもったいないので、これはスルーします)
 「の」は何連続まで許されるのか、などと考えていると、もう、2連続でもおかしい気持ちがしてしまって、完全に手が止まってしまいます。かといって、「の」を避けようとすると、逆に回りくどい文章になってしまうし。
 ワードが日本語を校正してくれるのは、正しい日本語について考えるきっかけになるので、良いことだと思います。仕事でワードを使っている人は、嫌でも自分の日本語の間違いに気づかされますから、時代が進めば、ゆっくりと、日本人の使う日本語が矯正されて、正しくなっていくように思います。
 しかし、その反面、外資系企業のマイクロソフトに、日本語を委ねていいのかという疑問もあります。おそらく、マイクロソフトの中には、日本語を専門に勉強してきた超エリートたちがいて、その人がアルゴリズムを組んでいるのでしょうから、彼らがワードを通して私たちに作らせる日本語が間違っているとは思いません。
 それでも、一部の人たちの理解している「日本語」が、標準になってしまうのは、怖いことのように思う。
 また、言葉は時代とともに変化していくものですから、このように矯正されると、新しい表現は生まれてこなくなるのかもしれませんし、不必要なひっかかりを毎日感じることになるのかもしれません。
 以前は「違和感を感じる」と言われても何とも思わなかったのですが、最近、ワードのせい(?)で、「違和感を感じる」という人に、ものすごく違和感を覚えます。(^^;;
 ミニストップのせいで「食べれる」は市民権を得た気もしますが、それでも、「ら抜き言葉」や「い抜き言葉」が気になります。
 子供のころ、言葉をしゃべれる(あれ? ら抜き言葉? いや、あっているみたいです)ことには何の疑問も感じませんでした。自分の感じていることを言葉で表現できないなんて、あり得ないと思っていましたし、実際に上手く表現できなくて悩んだという記憶はありません。
 そして英語を勉強すると、外国語を習得するのは難しいと感じました。思ったことを、いつも上手く表現できなくて、あっているのかも自信がありませんでした。
 年をとるごとに、日本語が、まるで英語のように感じられるようになりました。いつもではありませんが、ときどき、上手く表現できないし、あっているのかも自信がありません。
 あー、逃げてないで、原稿書かなくちゃ!

<2012-7-21>
 時間短縮になるかなぁと思って、6月くらいからリンスインシャンプーを使っています。
 20年位前に、一時期リンスインシャンプーブームみたいなのがあって、その頃は何の疑いもなく、リンスインシャンプーを使っていましたし、シャンプーとコンディショナーを別々に使ったときとの違いなど全く感じられませんでした。
 しかし、久しぶりに使ったリンスインシャンプーは、髪がキシキシします。なんか、ただ、シャンプーで洗っただけみたいな感じです。
 もしかしたら、リンスインシャンプーだと思って買ったけど、間違ってただのシャンプーを買ってしまったのかもしれません。(詰め替え用を買って、空いたシャンプーのボトルに入れたので、今となってはこれが本当にリンスインなのかどうかも、判らないのです)
 何だかもう、我慢ができなくて、使いかけですが、買い置きのシャンプーとコンディショナーをあけてしまいました。
 久しぶりのコンディショナー。潤い方が半端ないです。
 こうでなくっちゃ。

<2012-7-20>
 「努力は必ず報われる、なんて、報われたやつの言葉」  おぎやはぎ・小木博明

<2012-7-19>
 昨日、いつもの帰り道を歩いていたら、路上に大きなクワガタがいるのをみつけました。
 捕まえると、とても元気で、そのままだと誰かに踏まれてしまうかもしれないので、近くの木にのせてあげました。
 子供のころ、ガブトムシやクワガタが大好きでした。
 近所にクヌギの木があって、夏になると、カナブンが樹液を吸っていることはあるのですが、住宅地(世田谷区)でしたので、カブトムシやクワガタはやってきません。
 一度だけ、コクワガタを見つけたことがあって、「クワガタはお店で買う物」と思っていたので、まるで奇跡が起こったみたいに興奮したことがあります。
 しかし、そんな奇跡も、それが最初で最後でした。
 ですから、「いつか、カブトムシやクワガタをたくさん捕まえたい」というのが子供のころの夢でした。
 三鷹に引っ越してきて、今まで3回、カブトムシを見つけました。
 当然、見つけようと思って木を見てまわっていたわけではなく、歩いていて偶然見つけたのです。
 今回は、引っ越してきて初めてのクワガタでしたので、「おお!」とテンションがあがりました。
 今、自分が小学生だったなら、大層喜んだだろうな、と見つけるたびに思います。
 できることなら、タイムマシンで過去に戻って、子供の自分にプレゼントしてあげたいです。
 それにしても、世田谷と三鷹なんて、距離はほとんど離れていないのに、こうも出会う野生動物(?)が違うことに驚きます。
 僕は以前、近所で大きな蛇を見たことがありますし、家の庭で、アナグマを見たこともあります。
 世田谷に住んでいたときは、アナグマはもちろん、蛇さえ見たことはありませんでした。
 今度クワガタを見つけたら、写真くらい撮っておこうと思います。

<2012-7-13>

 「完全熟睡マニュアル」の中国語版が発売になりました。
 「マニュアル」って、中国語だと「手冊」って言うんですね。

<2012-7-10>
 子供は純粋で、それがまるで良いことのように思われています。
 しかし、純粋だからこそ飽きっぽくて、あてにはできないことも忘れてはいけません。
 不純だからこそ長続きするし、良い結果を生むことの方が、もしかしたら多いのではないかと思います。

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<2012-6-22>
 将棋の羽生名人について書かれた次のふたつの文章で、どちらの方が、羽生名人は天才に感じますか?

1.羽生名人は、オセロもめちゃくちゃ強いらしいよ。
2.羽生名人は、オセロはすごく弱いらしいよ。

 普通なら、1の方が天才らしいエピソードですが、私はなぜか、2の方が天才に感じます。
 強さに矛盾があるところに、天才性を感じてしまうのだと思います。
 実際には、オセロもめちゃくちゃ強いんだろうな。 

<2012-6-6>

 「完全熟睡マニュアル」の第2刷が完成しました。
 長い間、在庫切れが続いていた Amazon でも、在庫が復活しています。
 買いそびれていた方、この機会に是非。(^^)

<2012-6-1>
 長い間トンネルを抜けられない場合、もしかしたらそのトンネルには出口などないのかもしれませんし、すでにトンネルの外にいることに気づいていないのかもしれません。

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<2012-5-26>

 ブルーベリーの実が膨らんできました。(こちらは、バルドウィンという品種です)
 ブルーベリーを育てていて、この時期が一番わくわくします。

<2012-5-17>
 「古民家」っていう言葉の響き、好きです。
 漢字にすると「古民家」なのだけれど、発音していると漢字がどこかへ消えてしまって、カタカナで「コミンカ」みたいな気がしてきます。
 「トレンカ」みたいに。
 「鼓笛隊」も強烈に気持ちの良い言葉です。そして、やっぱり「鼓笛隊」ではなく「コテキタイ」な気がする。
 どうも、気持ちの良い言葉の共通点は、発音したときに漢字を意識させないことにあるのではないかという気がしてきました。
 あとは、カ行、タ行、パ行が入るのもポイントかな。
 3つ並んだ「カタパルト」なんて、最高に気持ちがいいです。

<2012-5-14>
 映画「紙兎ロペ」を観てきました。
 映画館の中を見回すと、いかにもロペが好きそうな感じの人たちばかりで、妙な一体感を感じました。
 ショートムービーが大好きだったので、長編になって大丈夫かなぁという思いもありましたが、全くそんな心配は必要ありませんでした。
 1時間半の間、ずっと、クスクス笑いっぱなし。周りの人たちもクスクス笑いっぱなし。
 大爆笑ではなく、このクスクスが続く感じがロペなんですよね。
 画面のいたるところに小ネタが仕込んであり、もしDVD化されたら、今度は小ネタをチェックしながらもう一度観たいです。
 

<2012-5-5>
 先日我が家にやってきた子猫の甘露。
 ミルクを飲んだ後は、こんな風に遊び始めます。
 

<2012-5-1>
 Amazonで在庫切れが続いていた「完全熟睡マニュアル」ですが、めでたく第2刷の増刷が決定いたしました!!
 5月20日付けで増刷されるようなので、6月にはAmazonの在庫も補充されることと思います。

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