ひとりごと
2006年 5〜8月

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<2006-8-30>
 今年、初めてブルーベリーの摘み取り園に行きました。
 去年も摘み取り園に行ったのですが、9時開園のところ、9時ちょっと過ぎについたときにはすでに定員を超えたとのことで入場できませんでした。(早い人は6時半くらいからならんでいたのだそうです) その経験があったので、どこも摘み取り園は大人気なのだろうと思っていたところ、うちから自転車で10分くらいのところに、別の摘み取り園があるのを発見しました。
 そこも9時開園だったので、気合を入れて8時半頃に到着。ところが園には誰もおらず(笑)、一度家に帰り、もう一度9時に行ったところ、一番乗りで園に入ることができました。お客さんは少しずつ増えてきましたが、決して混んでいる感じではなく、とてもリラックスした気分で摘み取りができました。
 こちらはそのときの写真なのですが、ご覧の通り、ブルーベリーが鈴なりでした。
 多くの品種の味見もできて、大満足の一日でした。
 我が家のブルーベリー、あと何年経てばこんな感じになるんだろう。

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<2006-7-31>
 少し前のニュースですが、高校野球のある監督が、大差で試合に勝っているときに雨が降り出し、雨天ノーゲームを避けるために選手に三振を命じ、結果、雨天コールドゲームで勝ちを収めた、という記事を読みました。しかし、打者に三振を命じるのはフェアプレー精神に反するということで、高野連に始末書の提示を求められたそうです。
 これ、もうナンセンスにも程があると思います。
 もし故意の三振がいけないのならば、ルールにそう明記すべきです。逆に、ルール内であれば、何をしてもいいはず。
 故意の三振が悪くて、敬遠が良いというのは理解できません。

<2006-7-23>
 ブルーベリーには、ハイブッシュ系ブルーベリーとラビットアイ系ブルーベリーがあります。
 こちらの写真は、ラビットアイ系ブルーベリーのバルドウィンです。
 何故、ラビットアイと呼ぶかというと、青くなる前に、一度ウサギの目のように実が赤くなるからです。
 今年は雨が多いせいか、なかなか実が色づきませんでしたが、ようやく赤くなり始めました。

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<2006-6-30>
 WindowsXPのおまけについてくるゲームはどれも、シンプルですが中毒性があります。
 この中毒は、学生の頃のマインスイーパに始まり、ソリティア、ハーツ、フリーセルと年齢を重ねるごとに変わっていきました。そしてここ数年(!)はまっているのがスパイダソリティアです。
 フリーセルは、ほぼ100%勝てるのですが、このスパイダソリティアは中級でも勝率は五分五分。一時期は本当に毎日何時間もスパイダソリティアに明け暮れており、あまりにも時間がもったいなく思い、少しだけ自分が嫌になり、それ以来、封印していました。時間をかけている割には、頭を真っ白にしてひたすらカードを並べているので、攻略法を編み出すわけでもなく、運に左右されながら勝てたり勝てなかったりを繰り返していました。
 中級ですらそうなのですから、上級を解くなど夢のまた夢。何度かチャレンジしましたが、一列も消せずに、「こんなの解ける人、いるのかな?」といつも思っていました。そして僕のスパイダソリティアは、もっぱら中級でした。
 ここ数日、ふとスパイダソリティア熱が湧き上がり、暇さえあればカチカチやっていたのですが、なんと今日、生まれて初めて、上級がクリアできてしまいました。
 自分ができないと思っていたことができた瞬間って、何だか自分じゃないみたいで、とっても不思議です。
 お暇な人は、是非、スパイダソリティアで遊んでみてください。そして、コツがあれば、こっそり教えてください。

<2006-6-27>
 今日もアナグマを目撃しました。
 今回は僕の気配に気がつくと、アナグマはサッと走って逃げていきました。
 ご近所さんの話によると、この辺りでは結構タヌキを見たという話が多いらしく、タヌキとアナグマは似ていることから、実は同一のアナグマなのではないかと思っています。
 ここに引っ越してきてから5年になりますが、ここ最近、突然現れたところをみると、今まで住んでいた場所が突然開発され、住むところを追われたのかもしれません。

<2006-6-23>
 夜、玄関のところでブルーベリーの手入れをしていると、塀のところで音が聞こえました。
 目を上げると、ペルシャ猫が塀の上を歩いていました。
 ずいぶん綺麗な色をしていたので、「飼い猫かなぁ」と思い、顔の方に視線を移すと、びっくり!
 なんと、そこにいたのは猫ではなく、タヌキでした。
 その距離わずか1メートル。
 蛇を見たときも驚きましたが、東京でタヌキを見るなんて、本当に目を疑いました。
 タヌキは塀からフェンスに飛び移り、フェンスの上の細い部分を器用に歩いて暗闇に消えていきました。
 部屋に入り、WEBで調べてみたのですが、どうも僕が見たのはタヌキではないようです。こんなに顔がペシャンコではなく、もっと、のっぺり長い感じでした。誰かのペットのアライグマかと思いなおし、再び検索してみたのですが、アライグマでもない感じです。ということは、イタチ? ……イタチで検索した結果、イタチでもないようです。(チョウセンイタチというのが似ているような気もしましたが)
 一体あの動物はなんだったんだろう?
 Googleを行ったり来たりしながら、諦めかけたとき、僕が見たのとそっくりな動物を発見しました。
 それは、アナグマ、です。
 野生のアナグマが東京に(しかも奥多摩ではなく、武蔵野に)出没するのかどうかは知りませんし、ペットでアナグマを飼っている人がいるのかどうかも知りませんが、あれは確かにアナグマでした。
 蛇にアナグマ……。
 僕の周りで何かが動き始めています。 

<2006-6-21>
 夕暮れに自転車に乗って畑の間のアスファルトの道を走っていたら、目の前を、1.5メートルはありそうな蛇が、ものすごい勢いで横切って行きました。真っ黒な蛇でした。
 誰かが飼っていた蛇が逃げ出した可能性もありますが、あのスピード感と色合いから、恐らく野生(?)の蛇だと思います。
 旅行に行ったときに小さな蛇を見かけたことは以前に一度だけありましたが、あんなに立派な野生の蛇を見たのは生まれて初めてで、しばらくは蛇がアスファルトの上を滑る、なんとも言えない音が頭から離れませんでした。
 私の住んでいる所は、いくら23区内ではないと言っても、一応「区」に隣接していますし、野良猫以外、野生の動物が気軽に出没するような所ではありません。
 ブルーベリーの受粉にやってくるマルハナバチを見ると、「一体どこに住んでいるんだろう?」っていつも思うのですが、あの蛇こそ、どこに巣があって、普段は何を食べて暮らしているのでしょう? 一匹いるということは、当然、複数匹いるはずですよね。
 解ったようなふりをして生きていますが、まだまだ知らないことって一杯あるんだなぁって思います。

<2006-6-12>
 「きょうの猫村さん」の2巻が出たので、早速読みました。
 1巻はただただ、脱力し、くすっと笑ってしまいましたが、何だか2巻ではときどきウルウルしてしまいました。
 大して感動的なシーンがあるわけじゃないのに、何故なんだろう?
 一番胸が詰まったのは、猫村さんが、「猫」という漢字の練習をしている1コマ。
 やっぱりこういうのは、年のせいなんでしょうか……。

<2006-6-10>
 「催眠療法OFF会」に参加しました。
 偉い先生方が「こんな誘導はもう古いから……」とおっしゃるたびに、「げげげ、それ、いつもやってるよ……」と、少しだけ冷や汗をかきます。
 でも僕は今日、セイラさんが、シャアに言った言葉を思い出しました。
 「古き物がすべて悪しき物ではないでしょう」
 あぁ、セイラさん、あなたの言うとおりです。古き物が悪しき物ではなく、そこには新しいものにはない、時代を潜り抜けた価値があると思うのです。
 僕はブルーベリー栽培が趣味ですが、ブルーベリーには、200種類くらいの品種があり、今でも毎年のように新しい品種が開発され、リリースされています。ホームセンターに行くと大抵置いてある品種に「ティフブルー」という品種があるのですが、このティフブルーは古い品種で、歴史の中では第一世代の品種になります。ありきたりの品種ですから、希少価値もなく、ブルーベリーマニアの間でも、当たり前の品種として扱われることが多いです。それよりも新しく、魅力的な品種がたくさんあるのです。
 しかし、結局のところ、総合力でティフブルーを超える品種と言うのは、今のところ存在しません。どんな品種も、優れた点はあるにせよ、何かしらティフブルーには勝てないのです。それくらいティフブルーは優れた品種であり、第一世代でそのような品種が生まれたことは、もしかしたら奇跡だったのかもしれません。
 催眠誘導の基本中の基本に、ブレード法、というのがあります。
 一点を凝視させてトランスに導く方法なのですが、私はこれら、古典催眠の古びた手法は、もしかしたらティフブルーのようなものではないかと思っています。「トランスに導く」ということだけを考えれば、確かにそれは有効なのです。
 そうそう、「古典催眠」というのも、ひどい名称ですね。何だか過去の遺物みたい。せめて、クラシックとか、トラディショナルとか言って欲しいなぁ。古典って言うほど、古典だとは思わないし。
 昔、UWFや格闘技がはやり始めた頃、ジャイアント馬場は、「みんなが格闘技に走るので、プロレスを独占させていただきます」という名言を残しました。催眠OFF会に出るといつも思うのです。「みんなが現代催眠に走るので、古典催眠を独占しようかな」と。
 いや、別に現代催眠が格闘技で、古典催眠がプロレスだと言っているわけじゃないですよ。(^^;;

<2006-6-3>
 今年もそろそろラズベリーの季節になってきました。
 大した世話もしていないのに、毎年飽きるほど実をつけてくれる、我が家の植物の中では優等生です。
 ラズベリーのいいところは、当たり外れのないところ。
 イチゴは粒によって大きかったり小さかったり、甘かったり水っぽかったりと天候や育て方に左右されますが、ラズベリーはいつも変わらない美味しさで楽しませてくれます。
 生でも美味しいし、冷凍ラズベリーにすると一年中楽しめるし、ジャムにしても美味しいです。
 ラズベリーはブルーベリーに比べると品種が少ないので、ブルーベリーのように「はまる」ことはないかもしれませんが、家庭で育てる果樹の中では総合評価No1ではないかと思います。

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<2006-5-24>
 確か小学生の頃のことだと思うのですが、家庭科のテストで、このような設問がありました。

「お皿を洗うときは、裏が汚れていなければ表だけ洗えばよい」

 これは○×問題です。
 裏が汚れていなければ、というのが子供心にもあからさまで、僕は「汚れてないなら洗わなくていいじゃん」と言うのが本心でしたが、「そうは言っても洗うべきなんだよね」と、×をつけました。もちろん正解でした。
 でも今思えば、この問題は本当にくだらない問題です。
 これ、○でも×でもどちらでも正解ですよね。
 仮に、「どうして汚れていないのに裏も洗わなければいけないのですか?」と先生に質問したところで、決して先生は合理的な答えを返せないでしょう。

生徒 「どうして汚れていないのに裏も洗わなければいけないのですか?」
先生 「だって、汚れていないように見えても、実際には見えないばい菌がついているかもしれないでしょ? だから表だけでなく、裏も洗わなくてはいけないのよ」
生徒 「でも先生、だったら『裏が汚れていなければ』というのはどういう意味ですか? 実際、裏は汚れていないのですか? それとも見えないばい菌で汚れているのですか?」
先生 「……」

 僕は今でも、お皿を洗っていると時々、このテスト問題を思い出し、「汚れていないのなら本当は洗う必要なんてないんだ。僕はテストで点を取るために自分の心に嘘をついたのだ」と思います。
 そして心が汚れてしまった感覚に悩まされます。

<2006-5-6>
 「梵我一如」でふと思ったのですが、私たちが「ふけーっ」と感嘆する瞬間というのは、多かれ少なかれ、訳の解らないもの、理解の及ばないもの、更には理解していないのに、解ったふりをする必要があるものに出逢ったときではないかと思うのです。
 初めて高校で「梵我一如」を習ったとき、「ウパニシャッド」という語感にはじまり、「宇宙の根本原理ブラフマン(梵)」、「自己の本質アートマン(我)」、そしてそのふたつが同一(一如)であるという発想は、それこそ「ふけーっ」のオンパレードでした。
 大人になってからは、こういった衝撃的な単語に出逢うことが少なくなったように思います。
 いや、そんな気がしているだけかな。

<2006-5-5>
 「オンパレード」というのは、[on parade] をカタカナ表記した日本語ですが、「おん・ぱれーど」と単語に区切ってちゃんと理解している人って、案外少ないんじゃないかと思います。むしろ分けるとなれば、「おんぱ・れーど」という風に区切ってしまうんじゃないかな。「まーま・れーど」とか、「げーた・れーど」とか、「ぼんが・いちにょ」みたいに。

<2006-5-4>
 オルソケラトロジーですが、1週間を過ぎた頃から急速に視力が出るようになりました。
 簡易視力表で毎日測っているのですが、昨日あたりから1.0が見えます。
 ただ、視力はコンタクトを外した直後が一番良く、時間とともにゆっくりと落ちていきます。
 朝1.0あった視力も、夕方には0.5くらいまで落ちています。
 一日視力が安定するまでは、もうしばらくかかりそうです。
 それにしても、裸眼で見えるのって快適です!

<2006-5-1>
 僕は目が結構悪く、普段はメガネやコンタクトレンズをしています。
 それで視力は出るのですが、やはり、「あぁ、目が良かったら楽なのに。。。」とコンタクトがゴロゴロする日は思います。
 数年前、テレビで「オルソケラトロジー」という角膜矯正コンタクトレンズがあることを知りました。
 夜、寝る前にオルソケラトロジーレンズを装着し、寝ている間に角膜を矯正します。
 朝、コンタクトを外すと、矯正された角膜がレンズの代わりをしてくれて、裸眼でも視力が出る、というものです。
 効果は一時的で、毎晩そのレンズをしなければ視力は戻ってしまうのですが、日中裸眼で生活できるのは魅力です。
 ……ということで、先日、思い切ってオルソケラトロジーレンズを作ってきました。
 近視が強いので、安定して視力が出るまで1ヶ月ほどかかると言われました。
 早い人だと翌日からはっきり見えるそうですが、残念ながら僕の場合、翌日も視力はほとんど変わらず。
 次の日も、その次の日も、メガネは確実にきつくなっているのですが、それでも裸眼で生活には程遠い感じでした。
 しかし、5日目くらいから効果が現れ始め、パソコンくらいならば裸眼でも見られるようになりました。
 今、始めてから1週間ちょっとです。
 このまま視力が1.0くらいまであがってくれるのか、それとも、これ以上でないのか、ドキドキの日々です。

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