ひとりごと
2002年 12月

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<2002-12-31>
 先日友人の家に遊びに行きました。2歳になる男の子がいるのですが、こちらの意思を伝えたり、相手の言いたいことを理解するのはなかなか難しく、はじめは心を許してくれませんでした。しかし、エリクソンを思い出し、フィードバックやミラーリングを行ったところ、友人もびっくりするくらい心を開いてくれました。
 ミラーリングとは、簡単に言うと、相手の行動と同じことをすることを言います。仲の良い恋人などは無意識のうちにこれをやっています。例えば、相手と呼吸をあわせるだけでも、相手との距離はぐっと縮まります。「息が合う」という言葉を使いますが、これは比喩的な表現では決してないのです。

<2002-12-29>
 最悪な夢をみました。
 僕は学生で、授業へ行かなくてはいけないんだけれど、時間割もわからず、教室もわからず、教科書も持っていなくて、だけど今日はその授業でテストがあることだけを知っており、時計を見ると授業は既にはじまっていて、あわてて教室に入ると(何故か知らないはずなのにその教室に行っている)誰もいなくて、どうやら今日のテストは他の教室で行われているらしい……。よっぽど、諦めようかと思ったのですが、やたらリアルな夢で、「でもこの単位落としたら留年決定だし」と諦めることもできず、ひたすら焦っている……、そんな夢でした。
 こういった夢、パターンは違えど、たまにみるんです。決まって学生時代の夢。もう卒業してから10年近くになるのに、なんでかなぁ。会社に遅刻する夢とかは見たことがありません。僕は学生時代、相当ストレスのある生活をしていたんだと思います。
 誰かのエッセイで、「エッセイストが、昨晩みた夢の話を書いていたら、それはネタ切れの証拠だ」みたいなのがあったのですが、すみません、その通りです。
 気がつくと、2000アクセスに手が届きそう。このページの更新、実は結構くじけそうになるのですが、最近ポツポツとメールをいただけるようになって、それを励みに書いています。(別にこのページの感想もらっているわけじゃないけど)

<2002-12-27>
 連日テレビの話題で恐縮ですが、今日は小田和正の「クリスマスの約束」の話。
 このライブ、去年もTBSで放映されたそうですが、僕は知りませんでした。小田さんが他のアーティストの曲やオフコース時代の曲、ソロになってからの曲を、トークを交えながら歌っていました。小田さんの歌う椎名林檎は全然違和感なく、さすがでした。
 僕は中学の頃からオフコースを聴いていて、アルバムも全部聴きました。その頃はすでに、鈴木さんはやめたあとで、オフコースは4人組バンドでした。リアルタイムでアルバムの発売も経験しましたが、僕にとってのオフコースはやはり5人組時代のもの。新しいアルバムには違和感を感じ、あまり好きにはなれませんでした。当時オフコースを聴いている同級生なんて皆無に等しく、現役のオフコースファンとしては、僕の世代がぎりぎり入るか入らないかだったのだと思います。
 ところがテレビを観てびっくりしたのは、観客は誰も彼も若い女の子ばかり。当然、リアルタイムでオフコースを聴いた世代であるはずがありません。ほとんどが、ソロになってからのヒット曲から入り、Looking Back でオフコース時代の曲に触れたくちなのでしょう。小田さんもそれを知ってか、オフコース時代の曲は、「さよなら」「愛を止めないで」「Yes-No」「YES-YES-YES」など、超メジャーな曲ばかり。しかも、ほとんどが Looking Back バージョンでした。
 この番組はかなり期待していたのですが、結局鳥肌が立つような曲は演奏されませんでした。ちょっとがっかりです。もっとマイナーな曲聴きたかったな。「あそこーをみろーよー、彼女とあいつーがー、腕をー(フー)、からまー(フー)せ、あるーいてるー、うわーさのー、ふたり」とかね。あ、でもこれ、鈴木さんの曲だ。(^^;;
 ただ、ひとつ嬉しかったのは、バックコーラスに加藤いづみがいたこと。大学の頃、この人のアルバムは本当によく聴きました。テレビ神奈川で毎週月曜日だったかな、ガールポップという番組をやっていて、加藤いづみが司会者でした。毎回ビデオとって観てましたよ。今でも彼女の南京玉簾が忘れられません。彼女はあの頃と全然変ってなくて、歌声にも透明感があり、コーラスとしてはいい意味で前に出すぎなくらいでした。
 せっかく他のアーティストの曲をやっているのだから、1曲くらい加藤いづみの曲も小田さん歌ってくれればよかったのに。「シャンプー」なんて歌ってくれたら、卒倒しちゃったかも。「する、する!」って。

<2002-12-26>
 昨日のスイスペ「今夜復活!! 伝説の探検隊が帰って来た アマゾン奥地1500キロ! テラプレータの密林に謎の猿人ジュンマは実在した!」はもう面白すぎでした。昔みていた“川口浩探検隊シリーズ”のいかがわしさがそのままで、大笑いしながら観てしまいました。
 かつてプロレスは真剣勝負だと信じて疑わなかった子供が、プロレスのお約束に気がつき、失望しつつも、やがてプロレス的アングルそのものを楽しめるようになる、というプロセスをそのまま踏襲するかのごとき番組づくり。落合信彦がノンフィクション風小説家だとするならば、この番組はドキュメンタリー風ドラマと呼ぶにふさわしく、「こんなのヤラセじゃないか」という言葉は全くのナンセンスです。アントニオ猪木が格闘ロマンの道を突き進んでいるのと全く同じで、ここにあるのは真実ではなく、ファンタジーなのです。
 突然ヘビに襲われる隊員、底なし沼にはまる隊員、何故かいきなり坊主にされる隊員、サソリや毒蜘蛛の恐怖、あり得ないボートの転覆、別カットで映されるワニ、バナナが大好物なジュンマ、20キロの棍棒をジュンマの道具と決め付ける田中信夫、アマゾンの木々をナタでばっさばっさ切ってしまう藤岡弘……。これでもかというくらいにファンタジーな場面が続きます。
 引っ張るだけ引っ張って、最後は原住民らしいおじさんの後姿(ちゃんと服をまとっている)を一瞬映し、「ジュンマは実在した」と言い切るオチのしょぼさ。
 しかしこの、あやふやに終わる不完全燃焼ぶりが探検隊シリーズの醍醐味。21世紀にこのような番組が放送されていること自体、奇跡のように感じました。
 「ジャングルでは一瞬の油断が命取り」
 藤岡弘、最高です。

<2002-12-24>
 低反発枕というのを買いました。圧力に対してゆっくり変形し、離すとゆっくり戻る枕です。頭を載せると適度に硬く、頭の形にフィットしてなかなか良いです。安眠はできたのですが、何故か変な夢をたくさん見ました。引退したはずの高田延彦が、「これでは終われない」ともう一回試合をするようなことを言い出して、隣で桜庭が「やれやれ」って顔をしている夢とか。。。
 今日はクリスマスイブですね。
 クリスマスだからって気負わずに、のんびり過ごしてくださいね。

<2002-12-23>
 日曜日の夜はいつも「アリー・my ラブ」を見てから寝ています。アリーもすでに第5シーズン。見ている人は解ると思うけど、やっぱり第1,2シーズンの頃が一番面白かったですね。ジョンの素敵な弁護も聞けたし、トレーシーもよかった。
 これは私見ですが、第3シーズンあたりから、アリーを作っているデービットEケリーは、裁判や弁護を描く力を「プラクティス」というドラマに集中させて、アリーはひたすら息抜きというか、恋愛中心で行こうと路線変更をしたのではないでしょうか?
 第5シーズンは新キャラクターが大勢出てきましたが、未だ馴染めず、昔からのレギュラーメンバーの影も薄く、もう限界かなぁという感じが漂っています。
 あ、プラクティスはすごく面白いですよ。スカパーの FOX TV や、地上波でもやってますので、アリーが好きな人はチェックしてみてください。

<2002-12-22>
 完成された曲の続き。
 川本真琴の「桜」をはじめて聴いたときの衝撃は相当なものでした。Piano Man もそうでしたが、初めて聴いたときに歌詞がビシビシ入ってくる曲ってすごいと思うのです。
 聴くだけで情景がパーっと浮かぶ曲、聴いていたときの想い出が蘇ってくる曲、気分が乗ってくる曲などありますが、「桜」の場合は聞いているだけで、春先の生温かい空気にすっぽり包まれる感じがします。歌声が瑞々しく、ピアノの伴奏も軽快。高校へ行っていたのなんてもう10年以上も前のことですが、この曲を聴くたび、あの不安定で希望に満ちた時代に僕の心は戻ってしまいます。

<2002-12-21>
 僕の中で「完成されている曲」っていうのがあるんです。好きな曲や感動した曲はたくさんありますが、その曲が完成したこと自体、奇跡に感じるような、衝撃的な曲ってそうそうあるものではありません。作った本人もプロデューサーも、曲ができあがったときに「やったな」って密かに思ったんじゃないかって感じる曲です。
 昨日書いた Piano Man もそうです。ジョンレノンの Imagine もそうです。(でもそれを言い出すとジョンレノンとビートルズは、僕の中で存在自体が完成されているので、ちょっと別格かも)
 日本人の曲だと、今井美樹の「カ・ケ・ヒ・キ27」。この曲の入っているアルバムには、「幸せになりたい」も「雨にキッスの花束を」も入っていて、「カ・ケ・ヒ・キ27」は決してヒットすることを背負わされた曲ではありません。ですが、だからこそ適度に気が抜けていて、聴けば聴くほど引き込まれるのだと思います。僕はこの曲をよく聴いていたのは大学1年の頃。27歳なんてすごく大人に感じていました。
 「だって友達でしょ? なに言ってんの?」なんて言っちゃう関係に憧れたものです。

<2002-12-20>
  3年くらい前ですが、コンビニの駐車場でラジオをつけていたら、ビリージョエルの Piano Man が流れてきました。僕はこの曲を聴くのが初めてだったのですが、ピアノのイントロ、ハーモニカ、そして切ない歌声に、聴き入ってしまいました。初めて聴く曲でいきなり感情移入できることって滅多にないのですが、この曲は雷に打たれたみたいにしびれました。
 一番切なかったのは、奥さんのいない小説家が話している相手(Davyという人)が、未だ海軍(Navy)にいて、「おそらく一生、海軍にいることだろう」っていう部分。
 さらっと韻を踏むところは、本当に英語圏のアーティストはすごいと思います。韻とともに歌詞がすーっと入ってくるんですよね。日本のアーティストで韻にこだわっている人ってほとんどいないんじゃないかな。(ラップやっている人は韻踏んでるのかも) 
 日本の小学生に、韻を踏むっていう概念なんてないと思うけれど、僕は以前、アメリカの小学生に、「Make と Cake は韻だよね?」って質問されてびっくりしたことがあります。韻を踏む、ということが、詩を書く上での重要な要素であることがちゃんと教育されているんですね。もともと和歌や短歌には押韻があるわけですから、日本語が英語に比べて韻を踏みにくいというわけではないと思うのだけれど……。
 韻と言えば、ビートルズの曲も見事だと思います。「Girl」なんて、やりすぎじゃないかって言うくらい。聴いていてとても心地がよいです。

<2002-12-19>
 教育テレビで「ピタゴラスイッチ」という番組をやっているのですが、結構面白いです。「いつもここから」のアルゴリズム体操、ピタとゴラの「子供だから読めませーん」という開き直り、百科おじさんの壁の写真、どれもいいセンスしてます。
 「ぐるぐるぐる、ぐるぐるぐる、ぐ〜るぐる〜」のときの菊池の顔が、何とも言えず、よいです。

<2002-12-18>
 
長さの単位はメートル。重さの単位はグラム。大学の単位の単位は単位……。
 関係ないけど、「新しい単位」っていう本はとっても面白かったです。絵がたまらないです。

<2002-12-17>
 催眠下で、「人生の中で一番おいしかった食べ物を食べている瞬間」に戻ってもらったり、「今年一番楽しかった瞬間」に戻ってもらったりすると、なかなか面白いです。本人でさえ、びっくりするようなものが「一番」として出てきます。
 虎舞竜の歌っている通り、何でもないようなことが幸せなんだと思う今日この頃です。

<2002-12-16>
 ZERO-ONE両国大会行って来ました。もう最高に面白かったです。特に、メインの「小川・橋本 対 ガファリ・ハワード」は、大満足な試合でした。小川が負けたのもびっくり。ハワード軍曹のほふく前進にもびっくり。ガファリは太っても銀メダリスト。動きが違いました。サップの衝撃もすごかったけれど、ガファリはいずれ、サップを超えるかもしれません。

<2002-12-15>
 スターウォーズ・エピソード2を昨日観ました。実は、スターウォーズシリーズは、エピソード1しか観たことがないのですが、「フォース」ってなんですか? ガンダムで言うところの「ニュータイプ」みたいな、はっきりとした定義がないけど重要な概念なのかなぁ。それにしても、マスターヨーダ強すぎ。何故いつも杖ついてるんでしょう? でも、結局ライトセーバーのちゃんばら映画みたいにしか観えなかったのは、僕だけでしょうか。

<2002-12-13>
 突然ですけど、僕はロウソクの火に弱いんです。
 アメリカ映画とか観ていると、やたら大勢でロウソク持って集まるでしょ? ああいうシーンになると、全然悲しくなくても、なんか涙が出てくるんです。一番泣いたのは、シックスセンスのオスメント君主演の映画、「ペイフォワード」。ラストのシーンで人々がロウソク持ってぞろぞろ集まってくるのだけれど、もうこれは反則じゃないかっていうくらいジーンと来ました。ストーリーを考えると、ハリウッドだなぁっていう部分もあり、納得できないのですが、一面ロウソクの絵は圧巻! まだ観ていない方、ロウソク好きの方(?)は、是非レンタルしてみてください。
 ロウソクといえば、催眠でもロウソクやライターの火を見つめてトランス状態に入る方法があります。ロウソクのちろちろ燃える火とか、ロウソクの作る影とか、そういう空間にいるだけで、不思議と落ち着いた気分になるんですよね。

<2002-12-10>
 昨日降った雪が、育てているイチゴのプランターにも積もっていたので、プランターの雪かきをしました。するとびっくり! なんと、ひとつのイチゴの苗に花が咲いていたのです。以前、2月ごろに花が咲いたのを見たことはありますが、その時はベランダのとても日当たりのいいところにプランターを置いていたし、数日晴天だったので、それほど不思議には思いませんでした。しかし今回のイチゴは全く日のあたらないところに置いてあり、気温もここ数日とても寒かった。噂では秋ごろに花が咲くことがあるらしいのですが、12月とはなんとも中途半端。しかも、たくさん育てているイチゴの苗の中で、そのひとつだけなのです。このまま実になるか判りませんが、念のため、人工授粉してみようと思っています。もし実になったらまたご報告しますね。

<2002-12-9>
 昨日はジョンレノンの命日でした。僕はビートルズ時代のも、ソロになってからのも、彼の歌がとても好きです。自分の葬式には[In my life]を流して欲しい。
 今日は東京は雪。道歩くのも大変だけれど、昔から何故か、自分に被害の少ない天災は大好きなので、なんかこの雪もわくわくしてしまいます。各地の中継をテレビで見ているだけで、みんながんばって生きてるなーって思う。天災って、近くに住んでいる人共通のイベント(?)だから、妙な一体感を感じるんですよね。

<2002-12-8>
 ボブサップ、残念なことにホーストを破った後、リタイヤしてしまいましたね。そのホーストが優勝したわけだから、やっぱりボブサップはただものではない。本格的に立ち技を学んだら、まだまだ強くなることでしょう。僕的には、ホーストに負けるかもと思っていたので、勝てただけで今日は十分です。

<2002-12-7>
 そろそろ年賀状の季節ですね。パソコンで管理するようになってからとても楽ですが、その分、味気なくなっていっているような気がします。「今年こそ遊びましょう」って書くの、もうやめよう。。。

<2002-12-5>
 今年の大晦日にも、「TVタックル 超常現象バトルスペシャル」がありますね。僕はこれ、大好きで、毎回かかさず見ています。韮澤編集長、最高です。今年はこの番組の裏に、猪木祭り、テレバイダー年越しスペシャルも控えていますので、どれを生で見るか、悩むところです。(実は紅白まともに見たことは一度もありません)
 以前この番組で、気功師がでてきて、ゲストをバサバサ後ろに倒してましたが、本当に気ってあるのかなぁ。あれくらいなら十分催眠でできる、というか、あれってもろ、催眠なんじゃないだろうか。。。気功師はうまくいかないと、「気の交換ができない」とかなんとか言いますが、それは気の交換ができなかったのではなくて、相手の被暗示性が低かっただけではないでしょうか。

<2002-12-4>
 今年の流行語大賞は「タマちゃん」だそうです。以前、HEY! HEY! HEY! で佐野元春が、「タマちゃんはまもなく捕まえるべき」って言ってましたね。微妙に日本語がおかしい気が。。。
 僕の中での今年の流行語大賞は、橋本真也の「俺ごと刈れ」です。

<2002-12-3>
 今、司馬遼太郎の「翔ぶが如く」という小説を読んでいます。全10巻なのですが、なかなか進まない。。。 「竜馬がゆく」や「坂の上の雲」はあっという間に読めたんだけどなぁ。

<2002-12-2>
 ようやくホームページを完成させることができました。
 「ひとりごと」のページは催眠だけではなく、思った事を何でも書いていこうと思ってます。
 あっという間に12月ですねぇ。僕は格闘技が好きなのですが、12月は興行がたくさんあって嬉しいです。7日のK-1、15日のZERO-ONE両国大会、23日のPRIDE24、31日の猪木祭りと盛りだくさん! K-1での注目選手はやっぱりボブサップ。K-1ファンはつまらないかもしれないけれど、ボブサップには是非優勝してもらいたいです。

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