以前にも、全く同じことを書きましたが、佐野元春の「アンジェリーナ」に出てくる「ポップコーンガール」という造語が大好きです。
世の中には、望みを失くしていないポップコーンガールも、おそらく山のようにいるのだろうけど(「そもそもポップコーンガールとは何か?」という問いは、ここでは考えないことにします。個人的には、熱を加えると、ポンポン弾け出すような女の子を想像しています)、アンジェリーナを聴いていると、すべてのポップコーンガールは、結局は望みを失くしているんじゃないかって気がする。
佐野元春の曲の中には、「ジャスミンガール」も登場します。
ジャスミンガールは、ポップコーンガールに比べると、ずっと前向きです。
髪をひとつに束ねて風に揺れたり、曇り空を見ても仕事に出かけたり、人込みの中を歩きながら虹を歌ったりします。
そうです。
仕組みこそ良く解りませんが、彼女は「虹を歌う」ことができるのです。
プロムナードにたむろして、望みを失くしていたポップコーンガールから、虹を歌うのがきれいなジャスミンガールへ。
大人になるとは、そういうことなのでしょうか。
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