人の心を操る技術
マインドリーディングと話し方で
交渉もコミュニケーションも上手くいく
営業、プレゼン、交渉、接客、恋愛、就職、隣人トラブル、親子関係の改善に。
出版社
彩図社
著 者 桜井直也 著
定 価 1,300円+税
<目次>
第1章 無意識に働きかける技術
第2章 心を読む技術
第3章 行動やしぐさで操る技術
第4章 言葉で操る技術
第5章 操られない技術
プロの催眠療法士が実際に使っている心理誘導術!
短時間で相手の本心を知り、信頼関係を築き、
気持ちを変化させる、催眠療法士の裏ワザ
NLP、コーチング、コールドリーディング、メンタリズムなどの
テクニックを使いこなすには「コツ」があった!
・言葉に抑揚をつけるだけで、自分をアピールしたり、
好意を伝えたりすることができる「アナログマーキング」
・「イエスセット」よりも簡単! 相手の話に頷きつづけるだけで、
「イエス」を言わせることができる「逆イエスセット」
・「優先感覚」を刺激することで、リアリティや臨場感を高め、
相手をこちらの話に引きこむ!
・選ばせたいものを意識の向いていないところに提示することで、
気づかれることなく相手を操作することができる「サブリミナル」
……など、日常で簡単に使うことができる心理誘導術を大公開!!
メンタリストDaiGo や、「メンタリズムの罠
TRICKS of the MIND」の
ダレン・ブラウンが使っているテクニックを知りたい方も、
是非お読みください!
「人の心を操る技術」 ―はじめに― より
「人の心を操る技術」というタイトルを見て、「洗脳」という言葉を思い浮かべた方もいらっしゃると思います。
洗脳とは少し違いますが、実際に本書には、人間の性質を利用して相手の心を動かす方法が書かれています。読み進めるうちに、あなたはこんな方法で簡単に人が操れてしまうことに驚き、逆に知らないほうが幸せだったと思うかもしれません。
しかし本書は、決して日常生活からかけ離れた本ではありません。私は催眠療法のセラピストをしていますが、催眠のプロから見れば、「人の心を操る技術」は私たちの周りに溢れているからです。
テレビのコマーシャル、店先のポップ広告、セールストーク、ゲーム、ライブ、映画、小説など、毎日なにげなく触れているものの中にも、私たちの心を動かすカラクリは山のように仕込まれています。
あなたの部屋に、タイムセールで「これはお得だ」と思って買ったのに、ほとんど使っていないものはありませんか? テレビの通販番組を見て、ワクワクした気持ちで注文したのに、すぐに使わなくなったものもあるかもしれませんね。
誰に強制されたわけでもなく、自分で「欲しい!」と思って買ったはずなのに、どうしてあなたはそれを使う気になれないのでしょうか?
なぜなら、本当はそれほど欲しくなかったからです。欲しくないのに、あなたは買いたい気持ちにさせられて、つい買ってしまったのです。
タイムセールや通販番組で使われていたのは、「心理誘導(無意識に働きかけて人の心を操ること)」と呼ばれる方法です。
本書では、そんな心理誘導の実践的なテクニックを、相手の心を読んでコミュニケーションを有利にする「マインドリーディング」(第2章)、言葉を使わず相手に影響を与える「サブリミナル」(第3章)、相手を思い通りに動かす「話し方」(第4章)という3つのテーマから学んでいきます。さらに第5章では、あなたが他人に振りまわされないための「操られない技術」を学びます。
世界中の心理療法家が実際に使っているテクニックから、まだあまり知られていない最新のテクニックまで、あなたがすぐに使えるようにまとめてあります。
「ちょっと面白そう」と何気ない気持ちで本書を手にしたあなたも、「あの人が思いどおりに動いてくれたらどんなに楽だろう」と思ったことがあるはずです。そして実際に、誰かを動かそうとして、闇雲にいろいろな努力をしてきたはずです。
どうせ人を操るのなら、本書を使って、正しいやり方をしっかりと学んでみてはいかがでしょうか?
コミュニケーションとは、言い換えれば「操り合い」のことです。心理誘導を学ぶことで、あなたのコミュニケーションスキルは劇的に向上します。人を操れるようになるだけでなく、人間関係そのものが良くなるのです。
「本当にこの本で人の心を操ることができるのだろうか?」と半信半疑な方こそ、心理誘導の力にびっくりすることでしょう。
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