ひとりごと
<2004-7-31>
以前は生まれ変わるならタッキーになりたいって思っていましたが、最近は、生まれ変わるならオダギリジョーになりたいなぁって思います。
新選組の斉藤一はかっこよすぎます。
<2004-7-30>
サザエさんを観て憂鬱になる、サザエさん症候群なるものがあるそうですが、僕はサザエさんよりも、ちびまる子ちゃんを観ると何だか悲しくなります。
理由ははっきりしていて、ちびまる子ちゃんを初めてまともに観たのが19の頃で、そのころ僕は、ひどく落ち込んでいたからです。
ちびまる子ちゃんを観るたびに、当時を思い出し、面白切ない気持ちになります。
<2004-7-29>
昨日、ギターを弾く夢を観ました。
そうしたら無性にギターを弾きたくなり、押入れから昔のギターを引っ張り出しました。
こうやってギターを手に取るのは、かれこれ7年ぶりくらいです。
すっかりチューニングも狂っていて、さらにチューニングメーターの電池も切れていたので、ギターケースの中にあったブルースハープで調弦をしました。
ずっと弾いていなかったのでもう弾けないかと思っていましたが、昔好きだった曲があっさり弾けてしまって、ちょっとびっくりしました。何でこんなに覚えているんだろう……。
久しぶりだったので、弦を押さえる指が痛かったし、曲にあわせて歌おうと思っても、声が全然出なくなっていました。
ギターが弾けることが嬉しかった反面、高い声が出ないことはそれなりにショックでした。
カラオケで鍛えようかと真剣に思ってしまいました。
<2004-7-28>
子供の頃の夏休みを思い出すと、ちゃんと朝早く起きていたし、テレビばかり観ていたわけでもないし、毎日友達と遊んでいたわけでもありませんが、何故か「暇だなぁ」とか「することないなぁ」という気分にはなりませんでした。
毎日何をして過ごしていたんだろう? すごく謎です。
今、いきなり1ヶ月休みをもらったら、毎日ゴロゴロして、反省しっぱなしの1ヶ月になるような気がします。
<2004-7-27>
ラジオ体操の中に「左へポーン」っていう部分、ありますよね。
「腕を前から上げて、のびのびと背伸びの運動から」とか、「正面で起こす」とか、「外回り、内回り」とかはいいのですが、僕は子供の頃からこの「左へポーン」というのだけは、なにか違和感を感じていました。具体的な指示を出さず、フィーリングで誤魔化しちゃいけないんじゃないか。この人、左へポーンって恥ずかしくないのだろうかって。
NHKの会議室で、この体の動きをうまく表現できなくて、「もうこれ、左へポーン、でいいんじゃないですか?」「そうですね、左へポーン、で行きましょう」みたいなやりとりをしているところを、体操しながらどうしても想像してしまいました。
今、何年かぶりにラジオ体操を途中までやってみましたが、毎朝ラジオを聞きながらこれをやったら、確かに精神と肉体の鍛錬になるような気がします。
<2004-7-26>
「ハッスル4」をPPVで観ました。
高山のドタキャンでテンションが下がり、「大物X」が長州力でもっとテンションが下がりました。
島田、中村のコントもグダグダ。直後の崔、藤井組の試合は会場が冷え切っていて気の毒なほどでした。
しかし、メイン後の高田総統登場から一気に面白くなり、結果的には大満足な興行でした。
川田が一生懸命、なれないマイクで「俺だけのハッスル」を宣言したときには、感動すら覚えてしまいました。
<2004-7-25>
さきほど、髪を乾かそうとドライヤーの電源を入れたら、いきなりドライヤーが壊れてしまいました。
このドライヤー、去年の7月24日に購入したもので、ぴったり1年動き、壊れたことになります。
我が家の電化製品の死は、まだまだ続きそうです。
<2004-7-24>
テレビでやっていた「となりのトトロ」を観ました。
宮崎アニメは多分ほとんど観ているのだけれど、何故かトトロだけは観ていませんでした。
やたらと雲の絵がきれいだなぁって思いました。
ストーリー的には、「ただ迷子が見つかっただけの話」という感じで、正直、思っていたほど面白くありませんでした。
これ、トトロあんまり関係ないですよね? もっとすごく仲良くなるのかと思っていたから、拍子抜けしたのかも。
あと、「子供にしか見えない」とか言われると、薄汚れてしまった自分をこれでもかと見せ付けられる気がして、心が洗われるよりも先に、何だか逃げてしまいたくなります。
<2004-7-23>
我が家の野良猫クルリちゃんですが、耳だけではなく、頭、首、胴体も撫でられるようになりました。
まだ、エサを夢中で食べているときじゃないと撫でられませんが、大きな進歩です。
ずっと撫で続けていると、エサが終わって一息ついた後、「なに触ってるのよー」というような目つきでこちらを見て、ゆっくり遠ざかっていきます。でも、決して逃げるわけではなく、ちょっと離れた所でまた座りなおし、こちらをジーっと見つめます。
こんな風に慣れてきたのはクルリだけで、ダレ君もコダレも、ちょっとでも触ろうとするとパーっと逃げてしまいます。
やっぱりクルリはミラクルチャイルド。
特別な子です。
<2004-7-22>
「ピースな愛のバイブスでポジティブな感じでお願いしますよ」
これは、窪塚洋介が長男誕生の際、記者たちに語った名言です。
窪塚と言えば、東洋のマイケルジャクソンと呼んでもいいくらい、奇行や意味不明の発言が多いですが、この発言はそれらの中でもずば抜けていると思います。
ピースも愛もバイブスもポジティブも理解できますが、それでも何が言いたいのか判らないから不思議。
尾崎豊の「LoveWay」に出てくる、「真実なんてそれは共同条理の原理の嘘」という歌詞をを初めて聴いたときにも、「真実も共同も条理も原理も嘘も理解できるけれど何が言いたいのか判らない」と思いましたが、それに匹敵する難解さです。
今度散髪に行き、「今日はどうしましょうか?」ってきかれたら、「ピースな愛のバイブスで、ポジティブな感じでお願いします」って言ってみようかな。
何の確認もなく、窪塚っぽい髪型にされそうです。
<2004-7-21>
村上春樹の「風の歌を聴け」を久しぶりに読み返しました。
僕は彼の小説の中でも、この作品が一番好きで、高校の頃に初めて読んでから、おそらく100回くらい読み返しています。
小説の中の季節は夏。
今頃読むにはちょうどいい本です。
「ねえ、もしよかったら一緒に食事しないか?」
彼女は伝票から目を離さずに首を振った。
「一人で食事するのが好きなの」
「僕もそうさ」
「そう?」
彼女は面倒臭そうに伝票を脇にやり、プレイヤーにハーパース・ビザールの新譜をのせて針を下ろした。
「じゃあ、何故誘うの?」
「たまには習慣を変えてみたいんだ」
「一人で変えて」
彼女は伝票を手もとに寄せて作業の続きを始めた。「もう私に構わないで」
僕は肯いた。
「前にも言ったと思うけど、あなたって最低よ」
村上春樹 「風の歌を聴け」 より
<2004-7-20>
イチゴのランナー取りをしていたら、葉の影に真っ赤なイチゴがなっているのを発見しました。
よく観ると、他にも花が咲いていたり、青い実になり始めているものもありました。
うちで育てているイチゴは近所の園芸店で買った「とちおとめ」ですから、春以外には花を咲かせないはずだし、現に去年は春の収穫が終わった後は花が咲きませんでした。
何故今年になって、夏にも花が咲くようになったのか謎です。
ひとつだけならまだしも、いくつかの苗で花が咲いているので、個体差ではないように思います。
イチゴは突然冬に花が咲いたりすることが以前にもあったので、それほど驚きませんでしたが、例えばうちで育てているブルーベリーは、収穫時期が終わった後に再び花が咲くことはあり得ませんので、そう思うとかなり不思議です。
今年の夏は天気がいい日が多く、気がつくとイチゴのプランターはからからに乾いています。
もしかしたら、死ぬ間際に子孫を残そうと、必死になって花を咲かせているのかもしれません。
このまま四季なりイチゴになってしまうのかなぁ。
<2004-7-19>
「別のセクト」も良い響きですが、「パントマイマー」も言ってみたくなる単語です。
「パント」の部分はどうでもいいのですが、「マイマー」が気持ちがいいように思います。
<2004-7-18>
学生運動の頃の人たちって、毎日のように別のセクトの連中と、角材で殴りあったりしてたんだろうなって思います。(もちろん勝手な妄想です)
別のセクト……。
すごくよい響きです。
やっぱり青春時代には、別のセクトとかなくちゃな、と思います。
<2004-7-17>
ヒグラシの鳴き声を今年初めて聞きました。
夕暮れにヒグラシの鳴き声を聞くと、学生の頃、一人過ごしたボロアパートを思い出します。
<2004-7-16>
地元の駅を降りると、焼肉屋の店員が割引券を配っていました。
「世界の中心で焼肉を食べませんか〜」と、ものすごくやる気のない感じで言っていました。
きっとこの人、こんなこと言いたくないんだろうな。
恥ずかしいんだろうな。
言わされちゃってるんだろうな。
よく解らないけれど、「高度資本主義経済……」と思いました。
<2004-7-15>
「汚れているのは土なんです!」
映画「風の谷のナウシカ」で、ナウシカは出征前、秘密の地下室でユパ様にそう訴えます。
その部屋には障気(有毒なガス)を出す腐海の植物が咲き乱れていましたが、ナウシカはマスクをしていませんでした。
腐海の植物もきれいな土と水で育てれば、障気を出さないのです。
そう、汚れていたのは土だったのです。
何だかこのセリフって、すごく教訓めいていると思うのです。
今の悩みは本当は、問題の本質ではないのかもしれません。
原因はもっと別のところにあるのかもしれない。
もしかしたら自分の中にではなくて、外にあるのかもしれないのです。
汚れているのは土なんです。
<2004-7-14>
もう何年も前の大晦日に、ビートルズアンソロジーという番組が放送されました。
その中で、ポールがインドでの出来事を語ったシーンがありました。
ビートルズに多大な影響を与えたインド人導師のマハリシという人が、ある日、「一人だけ一緒にヘリコプターに乗せてあげよう」と言ったそうです。そのときジョンは、「僕が乗りたい!」と大きくアピールしました。
後日ポールがジョンに、「どうしてあの時、あんなに乗りたがったんだい?」と訊いたら、ジョンはこう答えました。
「僕にだけ、人生の意味を教えてくれるかもしれないって思ったんだ」
「まったくこういうのはジョンだよね」とポールは笑いながら言っていました。
僕はこのシーンを観て、すごく不思議でした。
僕の目から見ればジョンは、世界のスーパースターで、超大金持ちで、やりたいことは何でもできて、才能に満ち溢れています。それでも彼は人生の意味が解らず、さらにそれを知りたがっていた。
もし僕が同じ立場だったら、人生の意味なんてどうでもいいんじゃないかって思うけど、そうじゃないのかなぁ。
ジョンが人々に愛される理由って、彼のこういった一面なのじゃないかと思います。
<2004-7-13>
ナイフでうっかり指を切ってしまいました。
大した傷ではないし、血もそれほど出なかったのですが、自分のおっちょこちょい加減に若干へこみました。
不思議とスパッと切れた瞬間は全く痛くありませんでした。
時間がたつにつれ、少しずつジンジンしてきましたが、バンドエイドをつけると、そのジンジンした感覚も気にならなくなりました。
久しぶりのバンドエイドの感覚、この保護されている感覚は、なかなか気持ちがいいです。
<2004-7-12>
佐野元春の「I'm
in blue」という曲に、「行くあてがどこかにあるわけじゃないけれど、ここにいる訳にもいかない」っていう歌詞があります。
まだ十代の頃、こういった曲を聴くと、僕は心の底から鳥肌が立ちました。
そして僕の心は今でも、あの頃とは何も変わらず、行くあてもなければ、ここにいることにしっくりきているわけでもありません。
生きるって、自分の居場所を探すことなのだと思う。
あてもなく居場所を探し、適当な所をみつけてはしばらくたたずみ、首を振ってはまた探し始める……。
そしてそれは、死ぬまで続くのではないかと思います。
<2004-7-11>
「憤死」という言葉があります。
辞書を引くと、「憤慨しながら死ぬこと」とあります。
でもこれって、どういう状況なんだろう?
憤慨しながら自殺することなのかな? それとも、憤慨していたら脳の血管が切れちゃったり呼吸困難になったり心臓が止まっちゃったりして死ぬことなのかな?
どちらにしても、嫌な死に方ベスト10に入る死に方だと思います。
死ぬときくらいは、「いろんなことがあったけれど、悪くない人生だった」って思いたいですね。
<2004-7-10>
高校の頃の同級生に、渋谷君という人がいたのですが、彼のあだ名は「駅」でした。
学生時代、いろいろなあだ名の人に出会ったけれど、「駅」以上に変なあだ名の人はいなかったように思う。
駅、今なにしてるのかなぁ。
<2004-7-9>
渡辺満里奈はいつまでたっても若いなぁと思っていましたが、最近急に老け込んだ気がします。
<2004-7-8>
昨年10月のひとりごとで、「魚肉ソーセージは何であんなにビニールが剥きにくいのか?」と書きましたが、なんと、魚肉ソーセージが留め金いらずになるそうです。
やっぱりあれ、不評だったのでしょうね。
<2004-7-7>
ゴクミとアレジがタイヤに乗ってるコマーシャル、なんか苦手です。
ついでに「ベッキーだよ」っていうコマーシャルも、なんか苦手です。
なんでだろう?
<2004-7-6>
「モンスターズ・インク」を観ました。
僕は子供や動物、ロボットなどに弱く、それらが一生懸命だったり、辛い目にあったり、別れを惜しんだりするシーンが出てくると、自分でも嫌になるくらいウルウルしてしまいます。
この映画も、以前コマーシャルで流れていたのを観ただけで泣きそうになり、涙を必死でこらえたのを覚えています。
ピクサー社のアニメは結構好きなのですが、そういった理由で、この映画だけはなかなか観る気がしませんでした。
僕は映画というのは娯楽だと思っています。
だから考えさせられたり、必要以上に悲しい思いをしたくはないのです。
今回、勇気を出して(?)、「モンスターズ・インク」を観ることにしました。
気合を入れて、ティッシュの箱を目の前において観はじめました。
結果から言うと、最後の方で若干のウルウル感はありましたが、泣きませんでした。
こういう子供は、ツボではないんですよね。
それに、雪山から簡単に二人とも帰ってきたり、そういう都合のいいところがちょっと受け入れられませんでした。
やはり、「トイ・ストーリー」が一番良かったです。
自慢じゃないですが、1でも2でも、大泣きしてしまいました。
よく、「どこで?」って聞かれるのですが、例えばバズが自分がスペースレンジャーじゃないって知ったときとか、UFOキャッチャーの宇宙人が、やっと選ばれて仲間にお別れを言っているシーンとか……。
そういうの、もろにツボでした。
あまりに1が良かったので、2を観たときには、バズが出てくるだけでウルウルしてしまいました。
<2004-7-5>
カタツムリって、梅雨以外はどこでどんな風に生活しているんだろう?
<2004-7-4>
最近、「1/f ゆらぎ」という言葉を良く聞きます。
意味はともかく、語感による安らぎ感は、「アルファ波」とか「マイナスイオン」とかを遥かに超えています。
<2004-7-3>
黒ヤギさんも白ヤギさんも、お手紙を読まずに食べてしまいますが、こういう歌を作る人は、ものすごく純粋な人なのだと思います。
……いや、逆かな。
<2004-7-2>
秀島史香がJ-WAVEで話している声を聞くと、青春の忘れ物の大きさを感じます。
<2004-7-1>
気がつけば今年も下半期。
すでに日はだんだん短くなっているのだと思うと、ちょっと寂しいです。