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ひとりごと


(日記才人に参加しています)

<2003-7-31>
 昼に近所の定食屋さんに行きました。
 食事をしていると、後から来たお客さんが隣に座り、肉だんご定食を注文しました。
 に、肉だんご定食?
 僕はその言葉の響きに首を傾げました。(もちろん、比喩的に、です)
 なぜ彼は、肉だんご定食を選んだのだろう?
 から揚げ定食でもなく、ハンバーグ定食でもなく、何故に肉だんご?
 肉だんごというのは、どこかしら、いい年をした大人が注文するべき定食ではないような気がしてきました。
 肉だんごって、付けあわせじゃないの?
 メインのおかずが肉だんごって、ちょっと無理があるのでは?
 別に肉だんごに嫌な思い出があるわけではありませんが、「この人は無性に肉だんごが食べたかったんだな。激しく肉だんごを求めているんだな」と思うと、何故かとてもおかしな気持ちになっていきました。
 肉だんご。
 肉だんご。
 肉だんご。
 頭の中でこの言葉を繰り返すと、言葉が変な力を持ち始めます。
 (みなさんもご一緒に……)
 肉だんご。
 肉だんご。
 肉だんご。
 おそらく、問題は「だんご」の方なのでしょう。
 普段、「肉」という言葉を聞いてこんなに反応してしまうことはないのですから。
 だんご……。
 「ごぼう」にも言葉の勢いを感じますが、「だんご」だって「ごぼう」に負けずとも劣らぬ勢いを感じます。(関係ないけど、「どじょう」にも同じ語の勢いを感じます)
 さらにこの「だんご」に、生命維持には欠かせない「肉」という接頭語(なのかな?)がつくのですから、パワーも倍増です。
 お好み焼き定食の存在を知ったときも驚きはしましたが、心のどこかで、大阪人ならばやりかねない、という冷めた思いがありました。あずきトーストをありがたがって食べている名古屋人も大目に見ましょう。
 でも、「肉だんごで定食を」、という発想には、人間の根源を揺るがされる思いがしました。
 現に僕は帰り道、横断歩道の前で信号が変わるのを待っていた女の子をみて、何故か、人生が解らなくなって死んでしまった人の責任は誰が取るのだろう?、と訳の判らないことを考えていました。
 きっと誰にも理解されず、疑問を抱えたまま、ひっそりと死んでいくのだろうな。
 ……こういうのはみんな、肉だんごのせいなのです。

<2003-7-30>
 夜中テレビでやっていた「シザーハンズ」をビデオにとって観ました。
 今まで、何人もの人から「シザーハンズは名作!」と言われてきたので、いつかは観ようと思っており、やっとという感じです。
 で、感想なのですが、この映画は発想の勝利というか、「手がハサミだったら?」という思い付きからすべてがはじまり、この映画に結実したように思います。
 僕はこの映画のように、悲しい話はあまり好きではないんです。
 感動する話と、悲しい話ってまったく別物だと思うのだけれど、世の中では「感動する映画=泣ける映画」みたいな図式ができてしまっているのではないかな。
 この映画は間違いなく、ただの悲しい話。そしてただのひどい話。
 教訓もなければ感動とも違うように思いました。
 やっぱり映画って、基本はハッピーエンドじゃないと……。後味悪い映画は、見終わった後、「僕は何で、お金を払って、時間を使ってまでしてこんな嫌な気持ちになっているんだろう?」と純粋に頭を傾げてしまいます。(今回はお金払ってないですけどね)
 そもそも、ペグが彼を下界に連れて行ったことが悪かったと思うし、人間の手をつけてもらう直前に発明家が死んでしまうのも、あとちょっとあのおじいちゃんが生きていてくれれば……、と悔やまれます。もちろん、彼が普通の手をつけてもらったり、ペグが彼を下界に連れていかなかったら映画にならないんですけどね。なんというか、こういう悔いのようなものがあると、ずっと引きずって観てしまうんです。
 観終わった後のこのモヤモヤした感じ、何かに似ているなぁと思ったら、A.I.を観終わった後の気分とそっくりでした。 

<2003-7-27>
 「エンタの神様」で毎週のようにマリックが手品をしていますが、最近の手品ってすごいなぁと思います。
 タネが全然わからない。
 従来の手品は、ハンカチを上にかけたり、人が箱の中に入ったりと、見えないところで不思議なことが起こります。そして、そこにタネがあるのはだいたい予想がつきます。(それでもすごいですが)
 でも最近の手品は、見たまんま。
 ちょっと手品でも勉強してみようかと思う、今日この頃です。 

<2003-7-25>
 甲州街道をドライブしていたら、ラジオからチューリップの曲が流れてきました。
 「我侭は男の罪、それを許さないのは女の罪」
 聴きながら思ったのですが、これ逆ですよね。
 我侭は女の罪で、それを許さないのは男の罪なんじゃないかな。
 それとも、女の我侭は罪でもなんでもなく、男が我侭だからこそ罪なのだろうか……。

<2003-7-24>
 家のドライヤーが駄目になったので、マイナスイオンを放出するドライヤーというのを買ってみました。
 マイナスイオンの効果は良くわかりませんが、少しだけ髪にいいことをしている気がして、とても良いです。

<2003-7-23>
 ジャニーズの滝沢君と僕は同じ人間だけれど、生きている人生はだいぶ違うものなのだろうな、と思いました。

<2003-7-22>
 NHK教育テレビの「ピタゴラスイッチ」を本当に久しぶりに観たのですが、「アルゴリズム体操」が「アルゴリズム行進」に変わっていました。
 「行進」は「体操」以上によく考えられていて、是非マスターしたいと思いました。
 菊池の無表情が最高です。

<2003-7-21>
 いつもここから、暴走族ネタより。
「手作り風ミルクパン買ってきてんじゃねーぞ、馬鹿野郎この野郎めー」
「この野郎めー、手作り風ってことは結局手作りじゃねーんじゃねーか、馬鹿野郎この野郎めー」
「手作り風ミルクパン買ってきてんじゃねーぞ、馬鹿野郎この野郎めー」
「この野郎めー、流れ作業丸出しじゃねーか、馬鹿野郎この野郎めー」
 ぶんぶんぶーん……。

<2003-7-19>
 うちの近くで盆踊りをやっていたので、散歩がてら見に行きました。
 もうすぐ学生は夏休みなんですね。
 浴衣の子供たちを見ながら、子供の頃を思い出して、ちょっと切ない気持ちになってしまいました。
 やっぱり夏は寂しい季節だなぁ。

<2003-7-18>
 なんで亭主は関白で、冬は将軍で、鍋は奉行なんでしょうか?
 鍋よりは冬の方が偉いけれど、実際に影で操っているのは亭主、ということなのかな。
 ……などと、どうでも良いことを考えてしまいました。

<2003-7-15>
 ドラえもんの1巻を読んだことはありますか?
 そもそも何故、ドラえもんは野比家にやって来ることになったのか、そこからドラえもんの物語は始まります。
 未来の のび太 の子孫は、のび太 の残した借金のせいで大変苦しい生活を送っていました。(お年玉がたったの50円!、という子供にとっては切実な状況です)
 セワシ君(のび太 のひ孫)は、のび太 が立派な人間になって、未来の自分たちの生活が少しでも変わるよう、ドラえもんを のび太 のもとに送る決心をし、それでドラえもんは野比家にやって来たのです。
 さて、ここで気になるのは、のび太 の作った借金です。
 ドラえもん1巻によると、のび太 は就職が出来なかったので、自分で会社を始めて社長になります。そして社長室で花火をしていたのが原因で会社が火事になり、会社は倒産してしまいます。それから野比家の借金生活は始まるのです。
 ちょっと話は横道にそれますが、この時の のび太 の奥さんはジャイアンの妹の、ジャイ子です。
 ジャイ子はドラえもんの中であまり登場する機会はありませんが、実は登場人物の中で一番成功した人物なのです。
 彼女はマンガを描くのがとても好きです。ギャグ漫画のアイデアを得ようと のび太 の尾行調査をしたり、何度も雑誌に投稿したりと、夢を目指して一直線。当初は「こんなへたくそみたことない」(のび太 談)というようなレベルだったのですが、雑誌の編集長からじきじきに返事をもらえるまでになり、「クリスチーネ剛田」の名前でやがて売れっ子漫画家にまで成長するのです。
 のび太 が社長としてある程度成功できたのは、陰で のび太 を支えてきたジャイ子の影響が少なからずあるのかもしれません。
 話を元に戻しますが、僕は子供のころは、「ダメな のび太」ということで、就職できなくて社長になったり、社長室で花火をして会社が火事になってしまったり、というくだりを笑いながら読み飛ばしていたのですが、今になって思うと、のび太 はなかなかのやり手と言わざるを得ません。
 社長と言っても、自称社長というわけではなく、結構大きな会社の社長になったようです。少なくとも社長室があり、花火をして遊んでいても会社が回っているのですから、従業員も多くいたことでしょう。マンガに出てくる会社の絵も、結構立派だったように思います。
 僕は今までの人生で、アルバイトや派遣社員も含め、何回か会社をかわってきました。いろいろな会社の就職試験も受けました。働きたい、と強く思える会社もなく、独立を考えた時期もありました。働きたい会社に就職することはとても難しかったですが、独立するのはそれとは別の種類の難しさがありました。
 しかし のび太 は、それをやってのけた。
 しかもドラえもんの力を一切借りずに、やってのけたのです。
 ドラえもん登場以後の、何でもドラえもんの道具に頼る のび太 は、もしかしたら本来の のび太 よりも、さらにダメな人間になってしまったのではないかと、ふと、新宿の地下道を歩きながら思いました。

<2003-7-14>
 結局壊れたスカパーチューナーは修理してもらうことにしました。
 保証期間は過ぎていたのですが、一度修理してもらっていることや、同じ型のチューナーを使っている人で同様の故障を経験している人がネット上にたくさんいることから、この製品自体に何か問題があるのではないか、ということをサービスセンターに伝えたところ、無償で修理に来てくれることになりました。
 今度はいつ壊れるのか、今からちょっと心配です。

<2003-7-13>
 昨日突然、スカパーのチューナーが死んでしまいました。
 このチューナー、購入して半年も経たないうちに受信できないようになり、基盤ごと交換してもらったのですが、また故障。。。
 今回のチューナーの故障は、気候が暑くなって、放熱が十分でなくなったのが原因だと思われます。
 ここ数日は、固まってはリセットの繰り返しでした。
 どうも最近の家電ってやわですね。至る所にコンピュータを使っているからしょうがないのかもしれませんが、家電がハングアップするのって許せません。ハングアップはパソコンだけで十分。
 これからどんどん家電にコンピュータが入って、何でもかんでもハングアップする世の中になるかと思うと、ちょっと憂鬱です。
 ハングアップする掃除機、ハングアップするコーヒーメーカー、ハングアップする洗濯機……。
 僕の子供のころって、家電は「鉄でできたカバ」のように頑丈でした。作りがしっかりしていて、保証書なんてただの飾りのようなものでした。平気で10年くらい使えた。「はやく壊れれば新しいのを買う決断もできるのにー」って、思いさえしました。
 だけどここ数年は、焦って保証書を探すことが多くなったように思う。
 シンプルって素敵。スイッチがひとつしかないような、牧歌的な(?)家電が増えて欲しいものです。

<2003-7-12>
 新宿の京王線のホームで、浜崎あゆみ と 上戸彩 をちょうど足して2で割ったような女の子を見ました。
 これだけ流行っているふたりを足しているにもかかわらず、哀しいくらい平凡な顔立ちでした。
 ブレンドって難しいなと思いました。

<2003-7-11>
 先日の「松本紳助」で、最高の卵かけご飯を食べよう、というのをやっていました。
 最高のお米で炊いた最高のご飯に、最高の卵、最高の醤油をかきまぜ、それをかけて二人が食べていました。
 ただの卵かけご飯なのですが、すごーく美味しそうでした。
 「こういう贅沢ってあるんやなぁ」と紳助。
 その日以来、なんとなく卵かけご飯が気になっていて、本日、思い切って夕食は卵かけご飯にしてみました。(う、質素……)
 普通のご飯に普通の卵、普通の醤油で作った普通の卵かけご飯でしたが、めちゃくちゃ美味しかったです。
 こういうのって、旅館の朝食でしか食べないけれど、改めて夕食で食べてみると、シンプルな素材の味わいみたいなものがたまりませんでした。
 夕飯のメニューに迷ったら、是非試してみてください。
 家族からは非難ゴーゴーかもしれませんが。

<2003-7-10>
 フジテレビで水曜日の夜9時から放送している「トリビアの泉」。
 無駄な知識を延々と教えてくれるのですが、とても面白いです。
 昨日一番「へぇ」と思ったトリビア : 「納豆の糸は12.6m伸びる」
 信じられます? 番組で検証していたのですが、本当に鎌倉の大仏より伸びるんですよ。
 タモリが水曜日にやる番組って、昔から面白いですね。
 30分番組時代のボキャブラも面白かったし、すぐに終わっちゃったけれどネタの番組も好きでした。
 「『豚に真珠』はキリストが言った言葉である」、っていうトリビアもありました。
 補足トリビアとして、「目から鱗」もキリストが言ったという説がある、と言っていましたが、それは間違いです。
 「目から鱗」はキリストの言葉ではなく、キリストの弟子のパウロが、改心する際、目から鱗のようなものが落ちた、という逸話からきています。

<2003-7-9>
 手作りチョコレートって、溶かしているだけですよね?

<2003-7-8>
 保坂尚輝&高岡早紀夫妻のCM見ると、ちょっとだけ引いてしまいます。
 幸せそうなのが全然羨ましくない、不思議なふたりです。

<2003-7-7>
 僕は誘導の際、ZIPPOライターを使うのですが、いつもなかなか火がつきません。(^^;;
 お客様がいらっしゃる前に、オイルを補充して、ちゃんと火がつくかを確認しています。
 この段階ではばっちり火がつきます。
 しかし、いざ誘導、という段になると、何度まわしても火花がむなしく飛び散るだけ……。
 大抵は、何度かやるうちに火がつくのですが、ときどき本当に火がつかなくて焦ることもあります。
 実際にZIPPOでタバコに火をつけている人は、苛立ちを覚えたりしないのでしょうか?
 それとも、やはり僕の持っているZIPPOがおかしいのでしょうか? (ちなみに近所の三和で298円で買った安物です)
 あるいは、ちゃんと火をつけるには、何かテクニックのようなものが必要なのでしょうか?
 謎は深まるばかりです。(……ってほどの事でもないですけど・笑)

<2003-7-6>
 長井秀和のネタより。
 「徳川埋蔵金はそこじゃない!」

<2003-7-5>
 夏って寂しい季節ですよね。
 何故か夏のコマーシャルを見ると、とても寂しい気持ちになります。
 「金鳥の夏、日本の夏(バチバチバチ←花火)」とかも寂しいし、カルピスやアイスコーヒーの、グラスで氷がチリチリと音を立てているコマーシャルも寂しい。アップテンポの音楽にあわせて水着姿の若者たちが海辺ではしゃいでいるコマーシャルなんか見ると、とっても取り残された気分になる。
 それに比べると、冬のコマーシャルって楽しいです。田中邦衛の「食べる前に飲む!」もそうだし、アルペンのコマーシャルもとても元気。少なくとも寂しい気持ちにはなりません。かろうじて寂しいのは、「北風小僧がささやいた〜。今夜は〜、今夜は〜、ハウスシチュー」くらいかなぁ。(古くてすみません) でもこのコマーシャルで感じる寂しさは、夏のコマーシャルで感じる寂しさとは根源的に違います。寂しい中にも、「こっち来いよ」みたいな空気がある。けど、夏のコマーシャルにはそれがありません。ただただひとりぼっち。風鈴の音でも聴こえようものなら、叫びだしてしまうだろうな。
 夏の歌も寂しいのが多いですね。
 井上揚水の「少年時代」は感傷に浸ってしまうし、テンポを間違えれば「我〜は〜海〜の〜子〜」もかなり危ないです。極めつけは「夏が来〜れば思い出す〜」ですね。「水芭蕉〜の花が」の後、ちょっと溜めてから小さな声で、「咲いている〜」。なんかこれ書いているだけで切なくなってきた。(^^;;
 冬の歌はやっぱりどれも元気いっぱい。
 「も〜い〜くつ寝ると〜、お正月〜」なんて、もう頭悪いんじゃないかってくらい天真爛漫。「雪〜やコンコン、アラレ〜やコンコン」だって、よーし、雪だるま作っちゃうぞ!って気持ちになります。(な、ならない?)
 コマーシャルや歌だけではありません。
 夏に関わるすべてのものに、どこか、キャンプの朝のようなヒヤっとした空気感、そして切ない静けさを感じるのは僕だけでしょうか。ヒグラシの鳴き声とか、お中元の水羊羹とか、缶詰のミカンの入っているソーメンとか……。

 僕は学生の頃から大江千里をよく聴いていました。
 夏になると、「納涼千里天国」という野外ライブによく行っていました。
 あれは確か千葉マリンスタジアムでライブがあった年のことです。ライブの終盤で、スクリーンに大きく風鈴が映し出され、「OLYMPIC」というアルバムに入っている「夏渡し」という曲を、彼が歌ったことがありました。
 僕はその年の1月に、いろいろあって勤めて1年にもならない会社を辞め、仕事もせずに毎日漠然とした気持ちで過ごしていました。
 身も心も疲れきっていました。
 焦りだけが募り、誰かにうまく思いを伝えることも出来ず、自分はこのままどこへ行ってしまうのだろうと、暗い気持ちで一杯でした。
 「夏渡し」は、それまでは特に好きでも嫌いでもない、どちらかというと聴き流していた曲だったのですが、スタンドの夜風と寂しい映像、そして美しい旋律は、不安定な僕の心に言いようのない、切ない感動をもたらしました。

        そろそろ梅雨も 軒をくぐって
        僕も仕事を また始めるよ
        だから どこかの人ごみで
        偶然 変わった君に 会いたいな
        その頃 今より 昔に近い僕で いられたら
        この国に 夏が来る
        変わらずの 夏が来る
        この国は どこへ行く
        変わらずに 進んで行く

 今でもこの曲を聴くと、僕の心は不安定だったあの頃に戻ります。

 夏は寂しい季節です。
 でも、きっとそれは、夏が終わってしまうからなのだと、今は思っています。

<2003-7-4>
 高校生の頃に「ユダヤ人の笑い話」という本を読みました。
 その中に、こんな話がありました。

 モーリッツがキリスト教の学校に入った。
 最初の時間は地理だった。先生は、商業が盛んに行われるようになったのは、イエスさまが人々の上に手をさしのべて、守ってくださったからだ、と説明した。
 次の時間は宗教だった。先生はクリスマスのいわれを話した。
 3時間目は歴史だった。先生は、人間のすべてのいとなみにはイエスさまがいつでもそばについてくださる、と説明した。
 4時間目は生物だった。
「モーリッツ、これは何だと思うかね。木の上にいて、ふさふさしたしっぽがあって、クルミをかじっているんだ」
 モーリッツは困った顔をした。
「ぼく、リスだと思ったんだけど、もしかしたら、イエスさまかもしれません」

<2003-7-3>
 先日、献血へ行きました。
 簡単な医師の問診のあと、両腕を出し、ひじの上のところをゴムで縛られました。
 僕は腕の血管が細く、健康診断などで採血する際はいつも、3回も4回も針を刺されます。
 採血をする看護婦さんは僕の腕を見て、「今日は細い人ばかりだ」とブツブツ。
 僕は心の中で、僕だって好きで血管が細いわけじゃないし、他の人が血管が細かったのも僕のせいじゃないのに……、と思いながらも、雰囲気におされて思わず「すみません」と謝ってしまいました。(^^;;
 その日はとても涼しい日で、献血ルームも冷房が入っており、僕の両腕はとても冷えていました。
「あんた、冷えてるねぇ。だから血管出てこないのよ。今日はちょっと無理ね。もっとあったかい日にいらっしゃい」
 ガーン。。。
 せっかく気合を入れて行ったのに……。
 献血断られることって、あるんですね。

催眠療法で癒しを体験してみる部屋