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ひとりごと


(日記才人に参加しています)

<2003-1-31>
 今度の日曜日、日本テレビ系列で放送されている「特命リサーチ200X II」で、「催眠暗示による戦慄の凶悪事件を調査せよ!」というリサーチが放映されるようです。これは、有名な「ハイデルベルヒ事件」を題材にしたものと思われます。ハイデルベルヒ事件につきましては、「催眠術入門」(藤本正雄著)に詳しく書かれていて、僕も読んだことがあります。
 結局、催眠で犯罪は犯せるか、催眠で犯罪を犯させることはできるか、というのがテーマなんだと思いますし、この話を読んだり、この番組を見たら、「あぁ、やっぱり催眠って怖そう……」ってことになると思う。
 まぁ、番組の感想は番組を見てから書きますが、僕は今までの経験から、催眠によって犯罪を犯したり犯させたりするのは、よっぽどの条件が重ならないと難しいのではないか、と考えています。だって、催眠を使わなくたって、犯罪は起きてるでしょ? ってことは、どこからどこまでが催眠の力で、どこからがその人の心の問題なのか、そういうのって誰にも解らないと思うんですよね。誰かの一言がその人を犯罪に向かわせた、なんて場合、その一言は暗示って呼べなくもないですし。
 それに、催眠でこんなことができるなら、こういう犯罪ってもっと起こってもよさそうですよね。催眠なんてちょっと勉強すれば誰にでもできるんだから。
 ただでさえ胡散臭いって思われている催眠。なんかこの番組を見て、余計にそういう偏見が広まったら嫌だなぁと思っています。
 昨日は会社の後、ある方の催眠誘導へ行って来ました。また、ネプチューンの番組の影響か、メールが殺到(ってほどでもないけど)しています。よって、いただいた施術依頼、メールへの返信が滞っております。がんばって返事書きますので、今しばらくお待ちくださいね。

<2003-1-30>
 昨日の午後8時45分頃、いつものようにパソコンを立ち上げて、このページのアクセス状況をチェックしました。いつもは一日100件くらいのアクセス数なのですが、アクセス数が300件を超えており、時間別で見ると、午後7時はたったの3件なのに、午後8時は200件を超えていました。
 「もしかして誰かがうちのページに攻撃してるの?」と不安になりながらテレビをつけると、ネプチューンの出ている番組で催眠をやっていました。「それでアクセス増えているのね」
 それにしてもテレビの効果ってすごいですね。昨日一日で、通常の1週間分のアクセスがありました。僕は残念ながらその番組、本当に最後の方しか見られなかったのですが、もしよかったらどなたか、どんなネタをやっていたか、メールで教えてください。
 テレビ効果で、只今問い合わせも増えています。いつもはすぐにお返事を書くのですが、ちょっと間に合わない状態です。必ずお返事書きますので、もうしばらく待っていてくださいね。
 それから、いろいろ質問を受けるのですが、ほとんどがすでにこのホームページに書いてあることなんです。できれば、メールをいただく前に、ざっとでよいのでこのホームページを読んでいただけると嬉しいです。
 あと、「メールで催眠術のかけ方を教えてください」という問い合わせも多いのですが、簡単なかけ方は「体験してみましょう」にあるとおりです。あのまま誰かに誘導すれば、自分でやるよりもずっと良い結果がでると思います。
 また、それ以上の誘導方法を知りたい方は、ネットで検索するとそういったサイトはたくさんありますので、探してみてください。

<2003-1-28>
 「翔ぶが如く」ですが、まだ読み終わっていません。(^^;;
 このホームページをはじめてから催眠関連の本ばかり読んでいたのもそうですし、話が一向に進まず、読みにくいというのも理由です。けど、7巻あたりからにわかに面白くなってきました。
 僕はこういう、途中から面白くなるタイプの小説って好きじゃないんですよね。だったら面白いところから書き始めろよって思う。まぁこれは時代小説なので、ある程度つまらない部分も必要なのかもしれないけれど、純文学作品とかだと許せないかも。ジョンアーヴィングも同じようなことを言っていて、全くその通りだと思いました。
 現在、8巻の途中なのですが、いよいよ西郷率いる薩摩軍と政府軍の戦争がはじまります。多分残りの3巻は、あっという間に読んでしまうと思う。
 「海辺のカフカ」もハリーポッター最新作もまだ読んでないんですよねー。

<2003-1-25>
 昨日読んでびっくりしたニュース。
 飼い主が交通事故にあったために、その人が飼っていた60匹の犬が安楽死させられていたそうです。
 この飼い主は100匹の犬を飼っていて、10匹は引き取り手がみつかったそうですが、残りの30匹も順次安楽死させられる予定だそうです。
 安楽死の是非はともかく、飼い主は100匹もの犬をどうやって世話していたのでしょうか。この飼い主は4年前から犬を飼いはじめたそうで、近隣住民の苦情に耳も貸さず、市役所も飼い方までは指導できなかったとのこと。
 100匹の犬に囲まれて生活するのって、どんな気持ちだったのかなぁ。 

<2003-1-21>
 温泉は好きですか?
 日常を離れて温泉へ行くと、心も体もリラックスできて、疲れも癒されますよね。また温泉によってはいろいろな効能があり、病を癒す効果も確認されています。
 でも、一度温泉へ行ったからって、もう一生疲れないようになるか、一生リラックスしていられるかといったら、そんなことはありませんね。また、一度温泉へ行ったからといって、病がパタッと治ってしまうことも多くはないでしょう。温泉療法をしている病院があるように、ある程度その場所に滞在し、何回も温泉に入る必要があるかもしれません。
 温泉へ行ってもまた疲れてしまったり、一度で病が治らないのならば、温泉へ行く意味ってないのでしょうか?
 心と体をのんびりさせるだけで、日頃のストレスから解放され、明日からの生活がまたいきいきしてくるのであれば、温泉には意味があるでしょう。また、他の療法ではまったく効果が得られない病であれば、例え回数がかかっても、温泉療法には意味があるでしょう。
 実は催眠も、温泉とまったく同じなのです。
 施術を依頼される方とお話をすると、よく、「でも暗示の効果は長続きしないんですよね?」と質問されます。僕もこのホームページでそのように書いていますし、多くの催眠関連の本にもそのように書かれています。
 実際に暗示の効果がどれくらい長続きするかについては、個人差や、暗示の内容、心の状態によって全然違いますので、一概に○○日くらい、と言うことはできません。それこそ、施術が終わって僕と別れてすぐに効果が無くなってしまうものもあれば、それを境に何年にも渡って効果を表す暗示もあります。
 先生の言葉に勉強をする気が掻き立てられて、その日は熱心に勉強できたけれど、次の日にはその熱が冷めてしまったことは誰にでも経験があると思います。逆に、誰かの些細な一言がスーッと心に入ってしまい、それ以来価値観が変ってしまったこともあるかもしれません。
 催眠中の暗示もそれと同じなんです。長続きするものもあれば、しないものもあります。
 それでは催眠施術を受ける意味はないのでしょうか?
 人は生まれてからずっと、多くのストレスを受け、思いを抑圧し、心をすり減らしながら生きています。もしかしたら僕たちの心は、もうボロボロの状態なのかもしれません。
 催眠には、そのボロボロになってしまった心を、もう一度まっさらの新品のようにきれいにする力があります。こびりついてしまったストレスを落とし、まるで今まで背負わされてきた鉛の鎧を脱ぎ去ったみたいに、心も体もスッキリすることができます。
 もしかしたら、一度で新品のようにはならないかもしれません。もしかしたら、新品になったところで、明日からの生活は再び僕たちの心を、ボロボロにしていくのかもしれません。
 それでも僕は、催眠が無意味だとは思いません。
 疲れていたり、ストレスを抱えている心を、少しでも楽にすることができるなら、明日からの生活も確実に変わって行きます。
 深い催眠を経験されたことのある方は解ると思いますが、催眠では何でもすることができます。本当に何でも、です。そして同時に、催眠では何もすることができません。
 この一見、矛盾して見えるものこそ、催眠なのです。
 まだ催眠を経験されたことのない方は、これを読んでちょっとがっかりされたかもしれませんね。でもね、ご自分で経験されると、僕の言っている意味がよく解ると思います。初めは驚くと思いますよ。自分の名前を忘れてしまったり、笑いが止まらなくなったり、悲しくもないのに泣けてきたり、手が固まったり、勝手に体が動いたり……。あり得ないことが次々に自分の身に起こります。
 でもそれが当たり前のことなんだと気がついたとき、催眠への考え方が変ってくると思うのです。

<2003-1-18>
 心の中にぽっかり穴があいてしまうことがあります。
 恋人と別れたとき、ペットが死んでしまったとき、仲の良かった友達が遠くへ行ってしまったとき……。
 いつも過ごしていた当たり前の時間が突然なくなってしまうと、とても不安になります。自分だけ世界から取り残されてしまった気になります。何もする気が起きないし、そのくせ時間が流れていくことに焦りを感じることもあります。
 そんな状況からどうやったら抜け出すことができるのか。
 人間って、心の中にコップがあると思うんです。小さな辛いこと、怒り、寂しさは、そのコップに捨てることによって乗り越えることができます。しかし、大きな出来事にぶつかると、そのコップが溢れてしまう。そうすると心に穴があいたような気分になるのだと思う。
 そのコップにたまった水って、黙っていても無くなりません。また一度コップがあふれてその水の存在に気がつくと、その水が無くならない限り、心の穴はふさがらないんです。無理にプラス思考になったり、楽しいことをしてみても、気はまぎれるかもしれませんが、それは逃避に過ぎません。
 辛いけど、その水を飲み干す、味わいつくすのが一番の近道だと思うんです。
 ウジウジした気持ちになってしまったら、とことんウジウジしてみる。泣きたくなったら涙が枯れるまで泣いてみる。怒っているなら車の中でとことん悪口を言ってみる。
 安易な癒しや慰めに頼るのではなく、無意識の叫び声に耳を傾けてあげて下さい。ちゃんと受け止めることができれば、無意識はもう叫ぶ必要がなくなるかもしれません。

<2003-1-14>
 僕は根っからの理系人間でして、経済とかまるっきり解っていないのです。
 よって、無知をさらけ出す覚悟で以前から疑問に思っていたことを書きます。
 「お金」って不思議ですよね。国の借金は600兆円を超えています。国民一人当たり、単純計算で600万円も「国が」「勝手に」私たちに借金を背負わせているのです。でも、「うー、俺は600万円も借金をしている。。。」なんて感じて生きている人いませんよね。
 まぁ、それはいいのですが(あまりよくはないけど)、僕が疑問なのは、お金がないならどうして作らないのか、ということなんです。
 僕が生まれた時代と今とでは、サラリーマンの給料も物価も全然違います。むしろ安くなったものももちろんありますが、電車の初乗り運賃も、缶ジュースの値段も、新聞の値段も、どれも高くなっています。給料もしかりです。最近は少子化が進んでいますが、それでも 人口は微増を続けています。
 つまり、市場に流通していなくてはいけない貨幣の量は確実に増えているはずなんです。
 でも、国の歳入の内訳をみても、「貨幣増刷」なんて項目はありません。きっと、一般人には理解できない方法で流通貨幣は順次増やされているのだと思うのですが、もしそれができるなら、それを国の歳入にしちゃえばいいのに。
 もちろん、いきなり600兆円も増刷したらものすごいインフレになってしまいそうなので無理でしょうが、どのみち歳入の3分の1は借金なのだから、その分位は貨幣増刷で逃げ切ってもよいのではないでしょうか。
 いま日本はデフレですね。消費者にとっては嬉しいですが、100円ショップへ行くたびに、これで利益が出ている構造に頭を抱えます。あまり健全な状態とは思えません。仮に貨幣増刷によってインフレになったとしても、極端なインフレでない限りそれは仕方のないことなのではないかと思う。だって、借金しないと日本はやっていけないわけだし、結局借金で公共サービス受けているのは僕たち自身なわけですから。
 経済に詳しい方がいらっしゃいましたら、ぜひその辺の事情を教えて下さい。

<2003-1-11>
 「I am Sam」を観ました。
 僕は本当に涙もろく、「トイストーリー」でも泣けて仕方がなかったので(「どこで?」ってよく言われます)、この作品も気合を入れて観ました。
 でも結局、号泣はしなくてすみました。すごくいい映画で、何度もうるうる来たけれど、僕のツボとは違いましたね。
 なんだかこの話は、感動というよりも、親子を引き離そうとする人たちに対して憤りを感じてしまい、それが泣きたい感情を追い越してしまったんだと思います。感動する話と、ただのひどい話って違うと思うんですよね。いや、この映画は決してただのひどい話ではなかったけれど。
 僕の泣くツボって、子供の無邪気な優しさとか、そういうのなんだと思う。もっとルーシーの視点中心に描かれていたら号泣だったかもしれません。
 やっぱりハッピーエンドじゃなくちゃ。これだけ辛かったんだから、最後はもっともっと幸せを描いてくれないとね。
 浜田省吾も、「俺が観たいのは、その後のストーリー」って歌ってますが、ほんと、この続きこそ見せなさい、って感じです。
 あ、でも、やっぱりいい映画でしたよ。

<2003-1-9>
 確か村上春樹の小説だったと思うのですが、
「幸せになるなんて簡単よ。毎日幸せなふりをすればいいの。そうすると、周りの人は『あの子は幸せなんだなぁ』って思うようになって、だんだん本当に自分は幸せなんじゃないかって 気になるの」
って女の子が言うくだりがあるんです。(正確な引用ではありませんが、だいたいこんな意味でした。)
 僕はこれを読んだとき、なるほどそうかもしれない、と変に納得しました。……が、同時に、幸せなふりなんてしたくないよな、とも思いました。それができないから苦しいんだよ、って。
 いま僕は、幸せになれるなら幸せなふりをしてもいいと本気で思います。でも残念なことに、「幸せなふり」って何なのかよく判らない。どうすれば、周りの人は僕のことを「幸せそうだな」って思うのだろう?
 「みてみて! 私、幸せなのよ!」的なオーラを振りまいている人はたくさんいます。楽しい予定がびっしり詰まっていて、周りには絶えずとりまきみたいなのがいて、美人で(すみません、女の子を想像しています)、好奇心いっぱいで……。でも、これは偏見かもしれませんが、僕はそういう幸せを演出しているような人はどうしても嘘に見えてしまうんです(嫌な性格ですね)。もっと肩の力抜いて生きればいいのにって(大きなお世話ですよね)。
 どういう人を見たら、僕は「あぁ、この人は幸せなんだなぁ」って思うのかな。
 いま思いついたのですが、ちょうど今頃の季節、家族が寝静まった台所で、ぺヤングソース焼きそばの湯切りをして、シンクが「ボコッ」って鳴ったのを、赤い半纏を着ながら見つめている、夢多き中学3年生の女の子(元 女子バレー部、副主将)を見たら、「この子は幸せなんだろうな」って思うかもしれない。
 多分、一生そんなシーンに出くわすことはないと思うけれど……。

<2003-1-8>
 ドラマとか映画とかで、「友情出演」ってありますね。
 最近なんだかこの言葉が乱発されている気がします。
 そもそも、「友情出演」って何? ものすごい大御所俳優ならまだしも、ただのタレントが「友情出演」扱いになっていたりするのを見ると、まったく意味が解りません。
 もしかしてギャラ貰ってないの?、とか、はじめは役に決まってなかったのに、友達だからと無理に出演依頼されて皮肉で書いているのか?、とか考えてしまいます。 

<2003-1-7>
 「形容矛盾」って言葉、大好きです。
 形容矛盾について何か書こうと思ってネットを検索したら、面白い形容矛盾続出だったので、今日は手抜きですが、それらを並べてみます。
 「明るい数学青年」、「正しい戦争」、「国際派のナショナリスト」、「攻撃的ゴールキーパー」、「特別例会」、「非人道兵器」、「ピンクの白衣」、「フィクションのリアリティを検証する」、「安心してみていられるサスペンス映画」、「ショートフィルムの長いやつ」、「無断引用」、「コスモポリタンな民族」、「有名な秘密兵器」、「強制的ボランティア活動」、「惜しくも惨敗」、「自然な演技」、「新しい本だけを扱う古本屋」、「ちょびっとだけ本格的」、「タイトでルーズな演奏」、「大きくマイナー・チェンジ」、「雇われている事業主」、「招待作品も審査の対象」、「熱気を孕んだクールなサウンド」、「なんとなく白熱」、「液化天然ガス」、「生ジャム」、「役にたつ教養」
 笑ってしまったのが、「ショートフィルムの長いやつ」とか「招待作品も審査の対象」とかですね。

<2003-1-5>
 新日東京ドーム大会をテレビで観ました。
 2時間特番だったのですが、試合はともかく、番組構成は最悪でした。2時間も枠があるのに、2試合しか流さず、あとは延々と過去の名場面集。新日ももう終わりなのかなぁ。
 試合内容も決して褒められたものではありません。ジョシュバーネット、高坂剛という、格闘技の選手をあげながらも、きっちり二人を負けさせるあたり、新日本のわがまま爆発でした。このふたり、何で新日にあがったんだろう? 素直にPRIDEに行けばいいのに。
 今日は ZERO-ONE USA がありましたが、さすがZERO-ONE。新日の鬱憤を一遍に吹き飛ばしてくれました。中でもロウキー対AJスタイルズの試合のレベルはめちゃくちゃ高く、永田にも見習って欲しいものです。

<2003-1-4>
 年末も格闘技の大会が多かったですが、年始もいくつか興行があります。
 今日は新日本プロレスの東京ドーム大会。明日、あさっては、ZERO-ONE USA が後楽園ホールであります。両方ともテレビで観戦する予定。
 新日は特に楽しみなカードがあるわけではないけれど、惰性で(?)観てしまいますね。やはり1月のドーム大会と言えば、橋本対小川の頃が一番面白かった。橋本が解雇されてから、新日は急激につまらなくなったように思う。
 その反対で、ZERO-ONE はとても楽しみです。特に橋本が好きなわけではないのですが、ZERO-ONE は現在のプロレス団体の中では、ずば抜けて面白いです。
 僕が好きな選手は、アメリカ人だとトムハワード。元グリーンベレーという、嘘か本当か判らない経歴の持ち主。得意技(持ち芸?)が、ほふく前進と、相手に当たらないで場外へ飛んでいってしまうフライングニールキック。ZERO-ONE というと、どうしてもプレデターが注目されていますが、ハワード軍曹は近年まれにみる超優良外人だと思います。
 日本人だと、元リングスの横井が好きです。プロレスもやりつつ、リアルファイトできっちり成績を残しているあたり、アレクも高田も桜庭も高山も、誰もできなかったことをやっていると思います。

<2003-1-3>
 「世界が平和でありますように」っていう看板をときどき街で見かけますが、これ、まったく意味のない看板ですね。何かの役に立っているわけでもないし、この看板を見て、明日から生活が変る人がいるとも思えない。第一、世界が平和であることを望んでいない人なんているのだろうか?
 このような言葉を、「エンプティーワード」と言います。良いこと言っていそうだけれど、良く考えるとまったく中身のない言葉。
 選挙の演説とかはほとんどこれですね。「明るい社会作りを目指します!」とかね。何も意味していないし、何も約束していません。
 話が長い人って、いますよね。そのくせこちらに話すすきを与えない人。そういう人の話をよく聞くと、かなりの部分がエンプティーワードで構成されていることに気がつくと思います。話に内容がありそうでないため、口を挟むことができないのです。反論するにも材料さえない。すぐに話が脱線する。そのまま本題に戻らない。いつまでも結論がないまま話は延々と進んでいきます。
 このような人と話す場合、「エンプティーワード」という概念を持っていると、話しの聞き方が変ってきます。相手の話しているセンテンスに対し、「これはエンプティワード」、「これはエンプティーワードではない」とラベル付けしてみてください。それだけで、相手が本当に言いたいことは何か、比較的楽に理解できると思います。(ただ、会話がはじめから終わりまで、広義な意味でのエンプティワードであることも少なくありません)
 議論になった場合、エンプティーワードを巧みに使えるかどうかで勝敗が決まってしまうことも多いです。エンプティーワードを多用されると、なかなか反論できず、頭の中でエンプティーワードを追っかけているうちに、議論の争点がわからなくなってしまうのです。
 相手の頭を混乱させ、考えようとする力そのものを衰弱させてしまう方法を、催眠では「混乱法」と呼びますが、それとまったく同じなのです。

<2003-1-2>
 「ビートたけしの世界はこうしてダマされた!? 超常現象マル秘ファイル」は例年通り、楽しませてくれました。
 今回は、アポロ疑惑が取り上げられていました。「アポロは本当は月には行かなかったのではないか?」という疑惑が根強くあるそうですが、この番組では、「間違いなく行った!」という、らしくない結論を出していました。その証拠に、月にはレーダー反射鏡が設置してあり、つい最近まで日本もその反射鏡を利用して月の正確な位置を測定していたそうです。
 しかし! ここで終わらないのがこの番組。月には行ったけれど、そこにはエイリアンの基地がすでにあり、とてもすべてをそのまま発表するわけにはいかず、その結果、まるで捏造したかのような写真を世間に公表するしかなかった、というのです。
 さらに、エイリアンを尋問しているという、驚愕のビデオも放映されました。……が、「再現VTRの方がよくできている」(大竹まこと談)ほどのできの悪さ。ハムスターのような目をしている宇宙人、ちょっと間抜けです。
 サイババの物質化を、超能力バスターのランディ氏が「下手な手品」とばっさり切っていたのも面白かったです。確かに聖なる灰、ビブーティが手から出るくらいまではいいけど、自分の絵が入ったメダルの物質化はやりすぎ。そのメダルを業者に発注しているであろうサイババ、悲しすぎです。
 昔はこの手の番組が好きで、それなりに楽しめたのですが、催眠を知ってから、大抵のことでは驚かなくなってしまいました。全部と言っては大げさですが、結構催眠でそのまま説明ついてしまうことが多いように思う。何もこんなことしなくてもいくらでも催眠で見えないもの見れるのにって。

<2003-1-1>
 あけましておめでとうございます。
 昨日は猪木祭りを観た後、テレバイダー年越しスペシャルを観ました。
 猪木祭りは正直、つまらなかったです。煽り映像ばかりの番組構成にがっかり。たくさん試合があったのだから、純粋にもっと試合を観たかった。特に、アビディ対ジャクソンの試合は楽しみにしていたので、放映されず残念でした。やっぱり総合の試合は難しいですね。秒殺もつまらないし、かといって判定もつまらない。一度寝てしまうと膠着してしまって先に進まない。お互いなかなか手を出さなくて時間だけが過ぎる。。。今はリアルファイト全盛ですが、プロレスが復権する日も近いかもしれないと、猪木祭りを観ながら思いました。
 テレバイダー年越しスペシャルは、スペシャルだけどいつもと変らず、安心して観られました。とーっても面白かったです。昨日で最終回とはもったいない。もっともっと観たい番組です。久しぶりに「似て非なるもの」のコーナーが復活したのは嬉しかったです。
 山田玲奈は出てきたのに、高橋リナが出なかったのは何故なんだ?
 猪木祭りの裏でやっていた「ビートたけしの世界はこうしてダマされた!? 超常現象マル秘ファイル」はビデオにとって今日見ましたが、その話はまた明日。。。 

催眠療法で癒しを体験してみる部屋